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【訳書】ラルース百科事典の芸術   ~フランス老舗出版社の至宝~   (グラフィック社)

1月に刊行された拙訳書です。ちょっと手違いがあり、最近やっと手に取りました。

〈創業170周年を迎えた老舗出版社の比類なきアーカイブの結晶〉
~ラルース百科事典を彩る挿絵画から、美と驚異の世界へ誘う70点を収録。知的好奇心溢れる人なら年齢を問わず、本書に学び魅了されるでしょう。
深海、原生林、公園や庭園の秘密を探求し、そこに生きる小鳥や甲殻類、猛禽類や蝶類と出会いましょう。
画家のアトリエやガラス職人の工房のページを訪ねてみれば、美しいイラストの数々が、学術的記述と味わい深い挿話とともに、古き時代の化学や技術の世界を垣間見せてくれます~(カバーより)


原書はもっと分厚くてゴツイ感じの装丁なのですが、日本語版はカバーもページもソフトでマットな上質紙。ページの紙はよく見ると繊細な透かし彫りが入っていて、印字も典雅で、博物画の色も鮮やかに再現されています。
主役である博物画は19世紀から20世紀初頭にかけて活躍したフランスの画家/イラストレーターによるもの。その細かな観察眼と芸術の香り高い表現の手法にため息が出ます。

みっちりとつまったビジュアル・アーカイブは、まさに至宝。日本語版はさらにデリケートな造りで、高貴なフルーツケーキのよう(!?)。アートや博物誌に興味のある方への贈り物にもいいのではないかと思います。

私のヘタな写真で伝わる気がしませんが、とにかく美しい本です。

#ラルース百科事典の芸術 #グラフィック社 #翻訳書 #フランス語  
#ビジュアルブック

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