好きこそものの上手なれという勘違い

THE FIRST SLAM DUNK見ました!
僕は中学生の頃、テスト前に必ず
スラムダンクを全巻読む!
という修行を行っていたので、人生で1番多く読んだ漫画です。計100回くらいは読んでる気がする🤣

今回、映画のネタバレは無いのでご安心ください。漫画の話です。

僕の1番の好きなセリフが最後の試合の終盤の、花道が怪我をしたときのセリフで
「好きです、今度は嘘じゃないです」

これは、女の子に気に入られるために、バスケが好きって嘘をついたけど、本当にバスケ部に入って、嫌いな基礎練習とかやって、試合で活躍したり、失敗して負けたり、弱点を克服して成長したりを積み重ねて、バスケが好きになりました!

っていうクライマックスのセリフです。

初めてスラムダンクを全巻読み終わったとき、僕も思いました。

バスケが好きになりました!

そして、仲間を誘って公園でバスケをしました。軽くふわりとジャンプして、キレイなフォームで両手から解き放たれたボールがリングの中央を通り抜けたとき、スパッ! という音だけが聞こえる。

まるでミッチーのようなシュートを放つ、美しいイメージを何度も繰り返していたはずなのに、実際の僕のシュートは全然リングまで届かないし、リョータみたいにドリブルしても、全然抜けないし、花道みたいにリバウンドも取れないし、流川みたいにイケメンじゃない。

それからバスケはしなくなりました。
僕は気づいてしまったのです。僕が好きなのはバスケじゃなくて、スラムダンクを読むことだと。


好きなことなら頑張れるっていうのはその通りだし、好きなことをやるって本当に大切なことだと思います。

じゃあ僕はスラムダンクをずっと読み続ければ良かったのでしょうか…

映画が好きな人はずっとNETFLIXを見続ければ良いのでしょうか…

ゲームが好きな子は永遠とゲームを続ければ良いのでしょうか…(最近はその道もあるけど)

努力なしで好きになれるものって、成長しないんですね。漫画も、映画も、ゲームも。

そんで、人が本当の真の喜びを得られるときって成長を実感したときだと思うんです。


特に成長期の子どもにとって、成長ってめちゃくちゃ大切です。

自分の成長を実感できるときほど、楽しい瞬間を僕は知らないし、子供の成長を目の当たりにできる教師という仕事はとても幸せな仕事だったなって思います。

そして、成長するものって、絶対に、苦しいときがあるんです。自分の限界を押し上げようとする行為なので。

つらい、漫画読みたい、テレビ見たい、ゲームしたい…

そこを堪えて、先に進もうとするから成長するんです!

勉強なんて、数学なんて、まさにその連続です!

急にxとか出てきて、やっと慣れたらyも出てきて、それをグラフにしなさいとか、いきなり2乗しなさいとか。急に証明しなさいとか。苦しさの連続です。

でも、だからこそ成長するんです。苦しさを乗り越えて、できるようになるから、また解こうとする意欲が湧いてくるんです。

好きだから、上手になるんじゃなくて、好きになれるまで上達したから、好きになれるんです。
だから、好きってモチベーションで始めて、それだけで上達していくって不可能です。

花道も、途中何度かバスケをやめたくなりますが、好きな女の子に気に入られたいってモチベーションでバスケを続けます。続けたから本当にバスケが好きになったんです。

でも、勉強するモチベーションなんて、なかなか湧いてきませんよね?
だからこそ、やるしかなくなる環境が必要なんです。
だから、できるまで帰れない塾をはじめました。
できるようになったら、きっと勉強が好きになる。だから、できるようになるまで、閉じ込めておきます(笑)

もし、今、数学や他の勉強を諦めて、やらないと決めている人もいるかもしれません。

でも授業中、なんもすることがなくて、暇してるくらいなら、いったん閉じ込められに来てみませんか?

脱出する頃には必ずできるようになってますよ!
絶対にできるようになる塾です。  

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