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小学5年生が SDGs をジブンゴトに(秩父別小学校編)

2021年度北海道フロンティアキッズ育成事業の派遣講師として道内3校で小学5年生向けの SDGs 授業を担当していて、今回は2回目の秩父別小学校編です。

1回目については↓こちらにまとめてあります。

前回からこれまでの間に、学校から徒歩で3回、毎回別ルートで SDGs に当てはまりそうなことをフィールドワークしていました。

児童が自らの気づきを元に SDGs ノートを活用してどの項目に当てはまるか調べ、付箋に記入し、1枚の地図に貼り付けたのがこちら。

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児童の発案でゴミ拾いも同時に実施とのことでゴミに関連する気づきが多かったです。

その地図を元に、4-5人ずつ SDGs 目線で良いと思ったところ、改善が必要だと思ったところ、良いかどうかわからないところの説明を受け、4-5人ずつの区切りでコメントを返しました。

その後、補習的に「それって持続可能なの? 4つのチェックポイント」を紹介。スウェーデン発の環境 NGO ナチュラル・ステップの考え方を小学5年生にもわかるように工夫して伝えたつもりですが、どれくらいわかってくれたかな。

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また、ゴミに関連する気づきが多かったため、先進的な事例として徳島県・上勝町鹿児島県大崎町を紹介し、最後に質疑応答を行い、終了。

授業が終わると同時に、児童の1人がタブレットで描いたイラストを見せに来てくれました。

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よく観ると、私が紹介した物質循環の図をその子なりに表現してくれていて、私の図にはなかった木の実があって人も出てきて、こちらの方が伝わりやすいなと感心・感激しました。

ちなみに秩父別小は教室にインターネット接続した電子黒板があり、児童はタブレットでメモを取ったり、休み時間にも授業で出たキーワードを調べたり、ICT 活用が定着していました。

終了後、SDGs 地産地消メニューとして児童から激推しされた「緑のナポリタン」を求めてフィールドワーク。

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ブロッコリーの緑とトマトの赤のコントラストがくっきりと目に鮮やかで、青臭さはなく美味しくて、これは子どもウケもいいわけだと納得しました。秩父別小学校の給食にも出るそうです。次は緑の天丼にチャレンジしたいです。

前回、今回と使用したスライドは Google スライドを使って作成したので、復習などに役立ててもらおうと学校側と URL で共有しました。

次は札幌で他校の児童と一緒に発表会。コロナ対策で、発表は6校の代表者のみ、代表者以外の児童は各地でオンライン参加という仕組みです。他の地域の児童の取り組みからどんな学びが得られるか、とても楽しみです。

私が担当した他の2校は↓こちらです。


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