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北海道下川町 SDGs オンラインツアーやってみた

ご縁があって、小林製薬さんのオンライン社内研修「サステナビリティMeetUp! Vol.6」のゲストスピーカーとしてお声かけいただきました。

当初は、普通にスライドを使った講演方式でやるつもりでした。

いざスライドを作り始めると

こんなご時世で出社さえままならならない社員さんたちに

北海道へ視察旅行に行った気分になってもらいたいなぁ……

という気持ちが強くなり、文字ベースのスライド作りが捗りません。

その時、ボードゲームをテーマに  Google Earth でツアーを作ったことを思い出しました。

そこで、スライド作りを中断し、Google Earth でSDGs関連の地点をピックアップして説明文を入れて……を続けていくと、下川に視察で来たお客さんをガイドしているような気持ちになり、捗る捗る。

これはいけるんじゃないか。

ただ、事前の打ち合わせでは普通にスライドでやることになっていたので、担当部署の方々に確認してもらうことにしました。

まだまだ荒削りな段階で見てもらい、いろいろ意見を出してもらって、最終決断。

今までにない方式だけど「講師のチャレンジ乗ってみよう」と。

さすが「あったらいいなをカタチにする」小林製薬さん! 

その心意気に応えようと直前まで改善を重ねて実施したところ

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グーグル、アースの使い方がエグい
Google earthを使用した講義は新鮮で良かったです
Googleアースのツアーにしてくださっていたのも、とても面白かったです
プレゼンが新しい形で楽しかった。リモートならではの工夫だと思った。リモートだからこそできるミートアップ企画も考えられそうだなと感じた
下川町ツアーよかったです
下川町に行ってみたくなった

といったフィードバックをいただくことができました。

また、下川町の取り組みについても様々な気づきがあったようで、スピーカー冥利に尽きます。

下川町はリゾート開発、高度経済成長に取り残されてしまって森林活用をするしかないとネガティブに言われていたのにもかかわらず、周回遅れのトップランナーとして評価されるようになってきた。見方や視点を変えることで、それが活かせる、活躍できる場があるのだと感じた
下川町のように、地域と連携して環境を保全する活動は今後の社会にとって非常に重要なことになると思う。環境を気にしつつ発展を実現することが必要だと感じた
「下川町」の事例を通して、今回の最大の学びは何でしょう。高齢化率40%という過疎地域であるにも関わらず、持続可能な街づくりを可能とした「仕組み作り」が肝であり、それを我々小林製薬の「仕組み作り」にどう活かすか
「言い換え」という作業の重要さ。わかってほしい人に対してどのように伝えればいいのか考えることを私は、そして小林製薬はまだまだできていないと気付いた

質問で多かったのは、サンルダム問題で「環境」という言葉がタブーだった状況を乗り越えてきたプロセスについてでした。

その一部は既に記事にしてありますが

質疑応答の中で思い出した部分もあったので記事にまとめたいなー。

また、今回で「オンライン 下川 SDGs ツアー」のベースができたので、様々なニーズに合わせてアレンジしながら実施したいと思っています。

お問い合わせありましたら ↓こちらからお願いします。

末筆になりますが、今回のご縁は、私がNPO法人 森の生活の代表だった頃にインターンシップで明治学院大学から来ていた関くんが、今は小林製薬のサステナビリティ推進を担当していることからつながりました。

大学生の頃は「社会人としてやっていけるのだろうか……」と心配でしたが(笑、事前の段取り・当日の進行・終了後のフォローを素晴らしいチームで実行する姿に、ちょっと感動してしまいました。

関くん、そして小林製薬のみなさん、貴重な機会をありがとうございます!

バーカウンターで「あちらのお客様からです」ってあこがれます。