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「家主」の「生活の礎」というただ良い曲と良いサウンドで楽しませてくれるヤバいアルバムについて

はじめに

唐突ですが世の中に溢れるロックやポップスって尖りすぎじゃないですか?
いや、悪い事じゃないんですよ。凝った事してたり複雑なことしてる曲って刺激的でカッコいいですよね。耳にした時に刺さるじゃないですか。僕も刺されてます。
でも、そういう曲やバンドやアーティストって聴くのになんか気合が必要じゃないですか?何の気なしにレコード置いて針を落として、小さい音量でも「なんかいいなぁ」って思えて、普通の音量で聴いて「家主の曲はいつでも君の味方なのにさ」って大声で歌えて、大音量で聴いて「サイコー」って震えて・・・。
言いたいことはあなたや僕がどんな状態だろうがフィットする音楽が聴きたいなら「家主」の「生活の礎」を聴いてみたらいいと思うよと紹介したい。この記事をうんうん唸りながら、書きながら何週も聞いている僕にもフィットしていることだし。

どんなバンド

アルバム聴く前にどんなバンドか気になるかと思うので
メンバー構成はこんな感じです。

  • 田中ヤコブ (Gt/Vo)

  • 谷江俊岳 (Gt/Vo)

  • 田中悠平 (Ba/Vo)

  • 岡本成央 (Dr/Cho)

特徴的なのは3人歌えて、詩曲も書くということ。
しかも、3人歌声も全然違うし、曲の雰囲気もバンドのイメージが散らからないくらいには纏まってるけど、誰が作ったかはわかるという理想形。

どんなサウンド

曲を書く人によって変わるのですが基本的には
フォークロック、オルタナ、パワーポップ、ギターポップの範囲内です。
これらをミックスしたサウンドなんですが、しっかり地に足の着いた、慣れ親しんだ友達みたいなバランスで、めちゃくちゃリスナーとして音楽好きで聴いているんだろうなと伺えます。かといって批評的な切り口じゃなくて、「これ最高だよな!」って感じで作っていて「最高!」って元気に答えたくなる風通しのよさ。
似ているバンドを書こうと思いましたが、変な先入観が生まれるので、アルバム内で一番聞かれてる曲のリンク貼ったんでどうぞ。
もう、嫌いな人なんていない人懐っこさの塊みたいなサウンドです。


生活の礎の良い所

とにかくグッドメロディ。これに尽きる。
キレイなメロディってことを言いたいのではなくて、聴きながら一緒に歌えて楽しいメロディな所がとってもステキ。
次にギターがカッコいい。一緒に歌ってギターソロに入った時にギターソロも口ずさみたくなるしエアギターしたくなるカッコいいギターサウンド。
いや、ベースもブンブンしてるしドラムもドンドンしてるし楽器の音自体がとてもロック的にイイ音。語彙力なんていらないあの音です。
そして楽曲のアレンジがイイ!ずっとフルパワーで押してくる感じではなく、しっかり音の抜き差しや緩急も感じられるし、グッドメロディを爽やかかつ印象的にしているからこそ、リピートしまくれるのかなと思いました。

まとめ

最初は晴れの日に聴いて気持ちいなぁとか思ってましたが、これを書いている途中で曇ってきてもイケるし、雨が降ってきてもイケるし、文章に悩んでもイケるし、閃いてもイケるってこと。
つまりいつでも聴いて楽しめるシンプルさを持ちながら楽曲としての奥行も感じられるありがたい作品。
2ndも3rdも良い作品なのでオススメでございます。
もう一回聴いてから昼飯食べに行こ。

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