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「Human Resource Machine」をプレイすれば文系脳なあなたも理系脳に早変わり・・・・とまではいけないけど、理系の気持ちぐらいはわかるようになるよ。

はじめに

もうちょっとで秋分の日ですね。
暑さは続くかもですが、暦の上で秋は訪れます。
秋と言えばなんでしょう。
芸術、食欲、スポーツ、読書、映画・・・・・なんか色々ありますよね。
これらの共通点ってわかりますか?
今書きながら思いついたので、皆様に於かれましては全くわからんと言う感じなのではないでしょうか。

今から書くことは思いつき且つ私の超個人的な意見なのでその辺を考慮して頂きたいのですが・・・
「~の秋」という言葉の~部分に入りそうな事は全て文系の趣味!
そしてそれが趣味な人はもちろん大学も文系で仕事も文系!

いやーすみません。
思いつきの暴論を失礼しました。
エビデンスは僕です。
なんという説得力の無さなんだろうと読みかえしてびっくりしましたw

僕は文系です。
白黒はっきりさせるの苦手。
ファジーな感じが好き。
白と黒の間のグラデーションに大切な事が詰まっている。
感覚で物事決めがち。
計画を立てるの苦手。
計画を立てても上手くいかなくなったら自分の馬力でエイヤっとする。
文系理系関係ない気もしてきたな。
とにかくこんな自分がたま~に嫌になります。
計画立てたり、考えを論理的に提示して指示する事って難しいですよね。

社会に出て色々と経験すればある程度は出来るようになります。
しかし、経験で自分の拙さをカバーしてるだけで、真に理解したとは口が裂けても言えません。
物事を分解して考えたい!
段取りが上手くなりたい!
結果から逆算して考えと行動を作りたい!
こんな事を考えてた当時の僕は何かの雑誌の記事でプログラマーの考え方みたいな記事を読みました。
プログラミングというのは、PCに命令する事を分解して、単純化して、やることを全部書いてあげることみたいで、嫌でもそういう思考が見につくからプログラミングシロ!セガサターンシロ!
ということらしいです。

ただ悲しいかなPCにやってもらいたい事が特に思いつかなかったので、巷でプログラミング思考がバキバキに鍛えられると噂のこのゲームをプレイすることにしました。
ゲームでそんな事学べるのかよ・・・とか思ってる人もいるかもしれませんが学べるんだなぁコレが。
学べなくても面白いからプレイしてみてよという感じです。
やっと本題に入れそうです。このゲームです。

理系脳育成ゲーム

僕はこのゲームをプレイすることでイロイロと学べましたのでご紹介させて頂きます。

どんなゲーム

ざっくりな紹介

一言で説明すると
理系脳をフルに駆使して段取りしていくパズルゲームです。
とりあえず公式の動画どうぞ。

設定としては
ブラックな会社に入社した主人公が、上司から命令された仕事をこなして成長していくという感じです。これだけです。
パズルゲームなのでストーリーなんてものは無いです。
もしかしたら裏設定みたいな感じであるのかもしれませんが、まぁ気にしなくていいと思います。

そして具体的に何をするかと言うと
左側のベルコトンペアで運ばれてくる箱を正しく右側のベルトコンペアに置いていくだけの簡単なお仕事です。
それの何がプログラミングなのかという疑問が湧いていると思いますが、次の章でどんな詳しく解説していきます。

詳細なゲーム紹介。

このゲームは主人公の行動の全てを命令(プログラミング)して動かさなければならないというのがルールです。
流れてきた箱を持って、右のベルトコンベアに乗せるという簡単なお仕事も全部命令する必要があります。
ただ、実際にプログラミングするわけではなく、「箱を持て(inbox)」「ベルトコンペアに乗せろ(outbox)」みたいなコマンドを並べて、自分の思い描いた通りに動くかを見る感じなので簡単です。

最初はただ箱を持って流せという感じの簡単なお仕事です。

しかし、問題が進むにつれて「この数字が書かれている箱は持っていくな」とか、「複数の箱を比較して条件に合致する箱を持っていけ」みたいな複雑な問題が出てきます。
命令のコマンドも増えていき、それらを駆使して正しくムダ無く効率的に主人公が動けるように命令しなければならなくなります。

最初の内はゆるやかに難易度が上昇していく感じなので楽しく遊べます。
しかし、次第に数学的な考え方を求められるようになったり、知らない数列を使った問題になったりと太刀打ちできない感じになってきます。
フィボナッチ数列って聴いたことなかったよ!

また、各ステージには目標の行動回数やコマンド個数が設定されており、命令の効率と行動の効率の指標になっています。
どっちも満たせる時もあれば、どちらかしか満たせない時もあります。
これってすごく現実的だなぁと感心しました。

問題を悩みながらも一生懸命答えていく内にそんなこんなで限界が来ます。
最初は文系な僕でも答えがすぐわかる内容なので、作業の過程を考えて命令すれば良かったのが、まず問題の意味がわからない状態で答えも何でそうなるのかわからない状態で過程を作るようなわけわかんない状態になります。
そこから先はgoogle等で言葉の意味や数列の意味などを勉強して解いていく感じになりますので難易度は階段2つ飛ばしみたいな感じになります。
プレイするのをやめてしまう人もいると思います。
無理もありません。難しいゲームだと思います。

ゲームの全体的な感想

僕は正直クリアしていません。
答えはネットにあるので見ればクリアできるのですが、それでは意味がありません。
気が向いた時にプレイしてうんうん唸ってます。
そんなんでこのゲームプレイする意味あるのとか思うかもしれません。

でもそれでいいんです!

たぶん僕やあなたの理系的脳みそはプレイする前よりずいぶんと鍛えられているはずです。
このゲームはタスクを考えて組み立てて提示するという仕事の見える化みたいなのの訓練になります。
仕事に於いて重要なスキルです。
自分に命令する場合もあれば人に命令する場合もあるでしょう。
結果から逆算して考えるという癖付けができます。
効率にも色々な種類があることがわかります。
自分で完璧に計画できたなと思っても、些細なミスや落とし穴があることを身をもって知ることになります。
仕事でやらかすと大変ですがゲームなら考え直せばいいだけです。
自分の文系脳は変わりませんが、それとは別の思考回路が作られていくのをを感じられると思います。

Steamだと1500円(セールだともっと安い)でSwitchだと1000円です。
もちろん日本語に対応しているので安心です。
自分の思考方法の幅を広げるのにうってつけなのでオススメでございます。

ちなみに続編の「Seven Billons Human」は並列処理がテーマになっていまして、また違った思考回路が鍛えられます。
難易度高めですがご興味があればそちらもオススメです。
秋の夜長はプログラミングパズルでウンウン唸ってスキルアップはいかがでしょうか?

おしまい。

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