nasujirou

週末著作家 趣味:図書館探訪・カフェ、経済評論とマンガ研究。映画鑑賞等。

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最近の記事

日本は永世中立国となりうるかーわが孫たちへの経済的平和の帰結

戦後レジュームの脱却を掲げた元総理が凶弾に倒れた。心より哀悼の意を禁じえない。 他方でトランプ元大統領は強運の持ち主であるか、ただのピエロなのか。 かつての宿敵(とも)であった日本とアメリカは、世界平和にどのような役割を演ずべきか。 1000年後にも人類の歴史が続いているとすれば、「世界に栄誉ある地位」を求めるこの国はどのような行動をとるべきか、自分なりの「提案(プロポーザル)」を行いたい。 1.憲法の修正 第1条「和をもって貴しとなし」ーユナイテッドネイションに代わる、

    • 「介護職員57万人不足」(朝日新聞7月14日記事)を見て

      次の解決策はどうだろうか? 「介護職員の年収を1000万円に固定する」 新規採用者57万人に対して1000万円を保証すると、 計算違いかもしれないが、28兆5000億円の財源がひつようになる。 増税メガネ君、頑張って。

      • 半導体企業の国内上位5社について

        「日本勢は3社がランクインしている。日本勢トップはソニーセミコンダクタソリューションズで前年19位から17位に順位を上げている。一方、前年17位で日本勢トップだったルネサス エレクトロニクスは、同7%減のマイナス成長となり18位へと後退。前年18位だったキオクシアはNANDメモリの不況の影響から同36%減となり23位まで後退している。」 https://news.mynavi.jp/techplus/article/20240111-2861120/ 「半導体業界 売上ト

        • 『蓋然性論』「第1部」部分訳

          It is true that mathematicians have employed the term in a narrower sense; for they have often confined it to the limited class of instances in which the relation is adapted to an algebraical treatment. 数学者たちがその用語を狭い意味で用いてきたということは真実である。というの

        日本は永世中立国となりうるかーわが孫たちへの経済的平和の帰結

          『蓋然性論』第2部基本的定理(fundamental theorems)第10章序文 1.

          32625-pdf.pdf (gutenberg.org) PARTII fundamentaltheorems CHAPTERX introductory 1. In Part I. we have been occupied with the epistemology of our subject, that is to say, with what we know about the characteristics and the justification of pr

          『蓋然性論』第2部基本的定理(fundamental theorems)第10章序文 1.

          働かない改革(頑張らない改革)

          職場で病んでしまう人がいる場合は、本人の原因によるものでなく、 職場の風土や単なる予算や人手不足といった「環境」によるものが多いと思われる。 ゆえに、「頑張らない改革」が自分たちには必要とされていると思われる。 その場合には、環境改善にはお互いに理解しあいながら改善を高めていくことが必要であっって、「たたかい」は必要とされていない。

          働かない改革(頑張らない改革)

          蓋然性論 部分訳②

          CHAPTERI the meaning of probability “J’ai dit plus d’une fois qu’il faudrait une nouvelle espèce de logique, qui traiteroit des degrés de Probabilité.”—Leibniz. ライプニッツによれば、私たちの知識は直接的に得られるものと議論によって得られるものとに分かれる。 蓋然性理論は議論によって得られる部分に関わるものであり、得

          蓋然性論 部分訳②

          ケインズ『蓋然性論』部分訳(帰納法とアナロジ―において)

          1. I have described Probability as comprising that part of logic which deals with arguments which are rational but not conclusive. By far the most important types of such arguments are those which are based on the methods of Induction and A

          ケインズ『蓋然性論』部分訳(帰納法とアナロジ―において)

          フラットパネル・半導体産業について

          今はもう無い、半導体記事を扱う小さな出版社で広告営業をしていたことがある。それから20年くらいして同業界はかなり様変わりした。 自分は2-12月くらいしか在籍しなかったが、300くらいの半導体関連会社へ事前電話してアポを取り、500人くらいの半導体産業の方とお話したことがある。特に製造部門など、大企業の下請け会社が相手先であった(大事業の方も会ってくれることもあった)。 次第に耳学問でフラットパネルディスプレイや半導体の動向を現場の方から情報をいただいたのは貴重な経験である

          フラットパネル・半導体産業について

          『週刊東洋経済』雑感

          『週刊東洋経済』2024年5月25日号 小峰氏は「ルイスの転換点後」の日本経済が直面する問題の3つ目として、働き方改革の徹底を挙げる。「日本の働き方は、長期雇用・年功賃金のメンバーシップ型から、流動的労働移動と同一賃金のジョブ型へと転換する必要がある」(小峰隆夫「経済を見る目 日本に第2の「ルイスの転換点」が訪れる」、9頁)と述べる。 以下の3点についてサーチしてみた 1.ルイスの転換点 2.メンバーシップ型 3.ジョブ型 ルイスの転換点とは・・・ 「1979年ノーベル経

          『週刊東洋経済』雑感

          フランス インセ のコピペです

          ※AIで翻訳を使用しました 1.Lorsque les prix relatifs augmentent de 1 %, la demande transfrontalière relative diminue de 7,8 %. En outre, il n’y a pas de différence substantielle dans la réponse de la demande aux taxes sur le carbone ou aux taxes d'acc

          フランス インセ のコピペです

          下水道雑感

          ヨーロッパの上下水道については、自分はよく知らない。 たとえばウイーンにおいては、第2水道により、ウイーン市民が飲料水を夏にも享受できるようになった。下水道についてはウイーンの排水整備は1830年代から始まっている(田口(2008)参照)。  また、フランスではルイ15世(在位1715-74)のころに、シスターン(貯水槽)を持つ本格的な水洗トイレが世界で最初にベルサイユ宮殿の何か所でも使用されていたようだ(岡(1985)207頁参照)。  国内に目を転ずると、批判的な目から、

          下水道雑感

          日本人が英語を話すことのないこと

          日本語の危機=公用語を英語に・・・ということは明治時代に森有礼文部大臣の時と、敗戦後の時らしい。 敗戦時に英語が公用語にならなかった説を2つ聞いたか目にしたことがある。 1日本中の国語の先生が反対した 2GHQが日本人の識字率のテストをしたところ、とても平均点数がたかかったため、「このひとたちが英語を使いこなせたら俺たちやばくね?」という説 日本語はとても英語に比べて難しい。途中で方向性をいくらでも変えられるあやふやさを含んだ言語である。 イギリスの国営放送BBCを毎日

          日本人が英語を話すことのないこと

          対訳(大意訳) ケインズ『蓋然性論』(1921)

          参考HP:32625-pdf.pdf (gutenberg.org) 『蓋然性論』対訳(大意訳) PREFACE 序 The subject matter of this book was first broached in the brain of Leibniz, who, in the dissertation, written in his twenty-third year, on the mode of electing the kings of Poland

          対訳(大意訳) ケインズ『蓋然性論』(1921)

          日経株価の上昇と日本のGDPについて

          (※引用は自由です。こちらのリンクをつけていただければ幸いです) 相当程度株価が上がって「バブル崩壊か」と思ったが、崩壊はいまの所起こっていない。筆者の仮説は外れた。 金融機関に勤める友人は「バブルの頃とは異なり、ビックバンク(銀行)は上位4社のみだから今の状況とは単純には比較できない」と述べていた。 確かにそのとおりであった。いまの所崩壊は起こっていない、 自分なりに現状を分析しよう。1990年のバブル崩壊までは世間はみな浮かれていた。日本人商社が世界中の美術品を買い

          日経株価の上昇と日本のGDPについて

          5ミニッツデシジョンについて

          何かの本で読んで、不確かな情報だが。 合衆国では核兵器などが米本土に打たれた場合に、大統領がエレベーターに乗って地下に退避するまでに、国務長官からの報告と該当国への対処、米国民の避難などの決定が5分以内に行われるという。 先日の米兵士が戦死した際にも、ドローンによる攻撃がある国の製品であったことと国務長官からいくつかの選択肢を得られたあとで、大統領はすぐに決断して行動の支持を与え、加えて遺族のもとを訪れるという行動をすぐに行った。 対して、日本の議員内閣制では、国防や退避

          5ミニッツデシジョンについて