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推すこと 推されること

先日私のTwitterでこんなことを呟いた。

アイドルやコンカフェ、ミスコンにおいてもそうであろう。誰かを応援するというコンテンツに関しては必ずついてくる問題ではないかと思う。もちろん全員がそういったことをしないということは百も承知である。
しかしほんの一握りのちょっとした悪事や不評が一気に拡散されてそのもの自体の人気や不穏な空気になってしまうことが今のSNS社会の最大の難点である。
では「推すこと」とはいったいなんであり、どうすることが最適解なのだろうか。私個人がいろんな事態や現場を見てきての感想を交えながら書いてみようと思う。

【1. 推す = 応援するということ】

まずは、そんなこと言われなくたって誰もが知ってるわ!…ということからしっかりと触れていくことにする。
サブタイの通り推すという言葉は端的に書き換えると応援するということ。例えば複数人のグループやチームを見た時に「この人を応援したいな」という直感的な感想やイベント後の交流や物販での対応などを見て「この人イイな」と思った人に絞ったり、ほかの人たちよりも応援の度合いを高めることを「推す」と一般的には呼んでいる。
オタクの会話の中で出てくる「推しメン」というのはその人が応援しているメンバーや人のことを指す。
これは言われずとも皆さんご存知のことかと思う。しかしこの後のタームでここでの話がちゃんと引っかかってくるので覚えておいていただきたい。
そう、根底にあるのは「応援したい」というオタクの発心なのだ。もちろん中には推される側の圧(?)や勧誘によって推しになる(される)というのもあるらしいので100%とは書かないが、少なくとも基本の推す・推されるの関係はオタ発信で決まるものなのだ。

【2. 距離感】

冒頭で書いたツイートの一節にかかってくるのがここである。応援するということが根底にあるからにはそれ以上でもそれ以下でもない。応援してきている経歴や年数はほんのごくわずかしか影響しないのだ。どんなオタクでも「推す」事に関しては相手との距離感をちゃんととったうえで交流するのが人間と人間とのコミュニケーションでは必須であるのは誰でもお分かりいただけるかと思う。
もちろん歴が長くて双方同意の上での交流(ため口・差し入れ・プレゼントetc…)というのはあっていいと思う。それだけ応援して・されての関係の中で「一定の距離感を保ってきているから」なのだ。私自身も経験のある話だし、この距離感というのは必ず守ってきたからこそ深く掘り下げて書いておきたい。
初対面だったり、ましてや面と向かって交流もしてない関係で「ライン交換したい」やら「一対一で話したい」ということを平気で書開けるような人の神経が私には理解ができない。

【3. SNSの関わり方】

さて、ここからはちょっとずつ核心に迫る話を書いていく。
まずはSNSについて。近年ではSNS文化が異常なほどに発展しており、各種ツールを用いてイベントや自分発信を行っているケースがほぼ当たり前のようになっているのは読んでくださっている方には理解していただける話かと思う。
しかし、このSNSの発展とともに「推す」ということにも少なからずひねくれ者が一定数出現してしまっているのも事実なのだ。
例えばTwitterに関して言えば「全ツイート全リプ」や「リプ返の強要」などが大きな例で挙げられる。しかし私はなにもこういったことが100%悪いと言いたいわけではない。しかしそういったオタクの行為が「推しへの精神的な負担になってませんか」ということであるのだ。
しかしここに「リプ返の強要」や「DMの嵐」などが追加されるだけで立派な害悪オタクの完成なのである。これが行われてしまうだけで「自己中心的な応援」と言わざるを得なくなってしまうのだ。この事実をオタクがいくら釈明しようとしても「節度をもって推してるオタク」から見たら立派な一方的な「愛という応援」の押し付けにすぎないのだ。
また、一定数いると思うが長文のツイートやDMで文句や説教じみた発言をする人もいるかと思う。もちろんオタクからしたら推しの行動や発言に首をかしげたくなったり不満に思うこともあると思う。主にミスコンやコンカフェに多いのかなと私は推測する。そういったオタクからの一方的な押し売りや文句は相手の精神的な負担やストレスにダイレクトに響く一番影響の悪いものであり、「DMは対応していません。」という注意書きはそのために書かれているのにもかかわらずやる人がいるのだから驚きを隠せない。

【4. まとめ】

結論を端的にまとめるとこういうことになる。
その応援は自己中心的になってませんか?ほんとに応援したいという気持ちでやってますか?」ということである。
推されてる側はオタクの発言に「こうしてほしくない」というのを個別に言いだせないのが本音である。何をされるかわからないから。下手なことで逆鱗に触れて最悪の場合殺害されてしまうなんていうケースだってないとは言い切れないのである。
オタクを制御できるのは、親しいオタク仲間か自分自身しかいない。

~これを最後まで読んでくれた皆様にもう一度問いかけます。~
あなたの推し事、本当にそれで相手は喜んでくれてますか?
あなたに見せてくれる推しのその笑顔は、心から笑ってるホンモノの笑顔ですか?

このnoteで一人でも多くの人が救われてみんなが満足した活動をできますように。

※誤字脱字などありましたら申し訳ございません。


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