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SNSマーケティングを始めるにあたって必要な事 ③ターゲティングの方法と絞り込み

こんにちは。デジタルマーケティング会社「naste」代表の岡田です。
https://naste.co.jp/

前回は、「KGI」「KPI」についてと、ターゲットの選定について触れました。今回は、ターゲティングの方法やその絞り込みの重要性についてのお話です。
それでは、第3回の始まりです!

目次
ターゲットを選定する3つの方法
 ①ターゲットとなりうる同僚、友だちにヒアリング(質的なアプローチ)
 ②有料サービスを使ったアンケート(量的なアプローチ)
 ③座談会を開催してのターゲット理解(質的なアプローチ)
ターゲットを絞り込む
まとめ

さて、前回の記事でターゲティングの重要性が理解できたら、ターゲットになりえるユーザーを徹底的に調べ上げましょう。
重要なのはターゲットユーザーがどのように考えているのかという思考を理解することです。

 ①ターゲットとなりうる同僚、友だちにヒアリング(質的なアプローチ)
 ②有料サービスを使ったアンケート(量的なアプローチ)
 ③座談会を開催してのターゲット理解(質的なアプローチ)

ベストは上記三つを行うことですが、コストなどもあるので最低でも一つ、できれば二つは行いたいところです。

ターゲットを選定する3つの方法

①ターゲットとなりうる同僚、友だちにヒアリング(質的なアプローチ)
一番簡単に行えるのは近くにいるターゲットと同じ属性の方にヒアリングをすることです。
大ヒットとなったスマホゲームのパズドラの例では、開発プロデューサーの奥さんに実際にテスト版をプレイしてもらい改良を重ねたようです。
女性ならではのネイル(ちょっと長い爪)をしていても、クルクルとできるボールの大きさや、シンプルなビジュアル面での指摘など、問題点を浮き彫りにし実際に取り込むことで、ターゲットにあわせたゲームができ、大ヒットしたというものです。

こちらの例は商品開発ですが、マーケティングも全く同じです。
情報をターゲット専用にカスタマイズして出す必要があるので、ターゲット理解には身近な人に聞く、が最初に行いたいところです。

弊社の場合はターゲットがママに特定された案件が多いため、ママのコミュニティーを独自に持っています。
そこで、実際に商品を使っている方、競合商品を使っている方や興味がある方などを募集してオンラインヒアリングを行っております。
 
②有料サービスを使ったアンケート(量的なアプローチ)
身近なターゲットになる人にヒアリングをおこなった後、それが特定個人の意見なのか、それとも全体の思っていることなのかを確かめる必要があります。そこでマクロミル等が実施しているアンケートを使って質問を不特定多数に投げかけます。
 
ターゲットの多くが本当に考えていることを明確にします。

弊社の場合はママコミュニティーを持っているので、気軽にターゲットの意見を吸い上げやすいようになっております。
ヒアリングで出た意見を簡単なアンケートにしコミュニティーに投稿すると、回答だけでなくエクストラの意見や要望が帰ってきます。
 
③座談会を開催してのターゲット理解(質的なアプローチ)
さらにターゲットの思っているけれども口にしないような意見も吸い上げます。深層意識にある価値観やルールをヒアリングすることでSNSマーケティングだけでなく企業のマーケティングも統一した考え方で動かせるようになります。
 
座談会ではターゲットユーザーの「日常の行動」や「思考方法」に焦点を当ててヒアリングをします。
直接の購入には関わらない部分をヒアリングすることでターゲットの理解を深め、好まれる情報、求められている情報をあぶりだします。こちらは次回で掘り下げます。

さて、上記の3つのポイントの最低でも一つを行い、ターゲットが誰なのかをあぶりだしてきましょう。
既にターゲットを決めている、という企業でも同様のアプローチをすることは重要です。トレンドは移りやすくターゲットの考え方も徐々に変わっていくことが多いからです。 定期的に「お客さんはだれ?」と自問自答することでターゲットをリフレッシュ していきましょう。
 

ターゲットを絞り込む

徹底的にセグメントを狭めてターゲティング
ターゲットが見つかったならば思い切ってセグメントを絞ります。
前述したようにSNSマーケティングは自宅のリビングに上がり込むようなものです。セグメントを狭く狭くして、 絶対に喜んでくれるターゲット像をイメージし、造り上げましょう。

 ・中小規模の企業代表、又はマーケティング兼任者
 ・マーケティング経験はあまりないが、やらなければいけないと焦っている
 ・他の業務が多く未経験な部分なので、なかなか手をつけられない
 ・ピンポイントのSNSの情報収集をしている

弊社の場合ですと、このようなターゲットにむけて記事を書いてます。
(読んでいる方が「わたしのことだ」と思ったら我々のマーケティングは成功しています!)
 
BtoC企業の場合は絞込みを顕著にするといいですね。
お菓子メーカーの場合は「チョコミントが好きなママ」などとセグメントを切っておこなうことも有効です。
 
重要なのは、狭めたターゲット全員が喜んでアカウントを何度も何度も見てくれることです。
ターゲティングの甘さはSNSマーケティングでは重罪になります。

自社のターゲットがどこにいるか全方位でテスト
よく「どのSNSでマーケティングを行えばいいか」と聞かれることがあります。
 
基本的にSNS媒体の間には深い溝がありユーザーの行き来がほぼありません。
facebookをメインで使っているユーザーはtwitterは面倒くさいギークの集まりだと思っていますし、twitterをメインにしているユーザーはfacebookなんて古臭くってしょうがない、と思ってす。インスタ映えで一躍SNSの女王に踊りだしたinstagramを活動拠点としてるユーザーは、その他のSNSをダサくって使いようがないと鼻をつまんでいます。
 
つまり、企業がユーザーに効果的にアプローチしたい場合は「どの」、ではなく 全てのSNSで最適化した「どういった」コンテンツ を展開するかを真剣に考える必要が生まれてきています。
 

すなわち、ただでさえ複雑怪奇で、つかみどころが無いデジタルマーケティングの活動量を大きく増やさなくてはいけないということです。
さらに「tiktok」、「LINE@」など新規のSNSサービスがどんどん出てきます。

増えることはあっても減ることはめったに無いわけですね。
AKB48だらけになったgoogle+はなくなりましたが(笑

まとめ


SNSマーケティングはターゲティングが命です。
狭い狭いターゲットにむけて強烈に共感されるコンテンツを絶えず制作し続ける戦略と努力が必要です。
関係者にはしっかりと共有し、ぶれないようSNSマーケティングを続けましょう。

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