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SNSマーケティングを始めるにあたって必要な事 ⑨ユーザー動線の構築


こんにちは。デジタルマーケティング会社「naste」代表の岡田です。
https://naste.co.jp/

前回は、運用の実践方法、そして作成したコンテンツの活用について触れました。今回は、SNSマーケティングを進める中で集まったフォロワーをどうするのか?というお話です。
それでは、第9回の始まりです!

目次
ユーザーの着地点はいつでもサイトへ設計
資産となる「データベース」を集めよう
マーケティングオートメーション(MA)を活用しよう
ブランディング運用が土台に乗ったら、思い切って販促へ
まとめ

ユーザーの着地点はいつでもサイトへ設計

SNSマーケティングで最後に心得なくてはいけないのは、最終的な着地はいつでも自社サイトへ、です。これはとても重要です。

SNSは個人情報マストのfacebookでも、匿名性のtwitterでも得られるのはアカウント情報までです。
実際に役立つ連絡先や居住エリアなどはわかりません。(アカウントをじっくりと読み込めばわかるかも知れませんが)

女性向けの商品を扱い、そのブランド専用のSNSアカウントを立て、その運用を熱心に行いフォロワーが集まったとしても、そのフォロワーが「女性である」というエビデンスは、どこにもないのです。

つまり、アカウントへの「いいね!」や「フォロー」だけでは本当の意味の見込み顧客になっていない、ということです。
SNSでのアクションはファンで直接コミュニケーションできる見込み顧客ではありません。
 
そこで、見込み顧客になってもらうため、自社サイトへの誘導と個人情報を入力してもらう必要性があります。
SNSマーケティングやオンラインでの媒体から自社データベースへ個人情報を入力してもらうステップアップが必要になります。

資産となる「データベース」を集めよう

しかしながら。個人情報といっても「何の情報がほしいか」によって、その回答率は本当にバラバラです。
例えば「お誕生日」の欄を作ると、女性は年齢がバレてしまうので回答率が下がってしまうという事例があります。その設問が本当に必要なのか、よく考える必要があります。

また単純に設問の数が多ければ多いほど、離脱率は高くなっていきます。
弊社調べでは、3問の回答と10問の回答のアンケートでは、実に回答率に1.9倍の乖離が生まれています。

「どのようなセグメントで切り分けた配信を行いたいか」について精査を重ね、情報の項目を作成していきます。また、回答率を高めるために商品のプレゼントや先行体験などの何かの特典をつけるのも効果的でしょう。

そのようにして集まったユーザーのデータは、御社にとって資産といえる「データベース」になります。これを集めるために、迂遠ながらSNSマーケティングを行っているわけですね。

マーケティングオートメーション(MA)を活用しよう

自社に見込み顧客情報を集める際に役立つツールの紹介をいたします。まずはコンテンツを見てやってきたユーザーに簡単に情報入力してもらうフォームを作りましょう!

フォームを作成するといっても、昨今ではGoogleフォームが非常に優秀ですし、ワードプレスサイトならコンタクトフォーム7などのプラグインもあります。
どのような収集方法もとれますが、一番お勧めしているのはマーケティングオートメーション(MA)というツールです。
メールマーケの配信スタンドとしても機能し、登録した見込み顧客がサイト上のどのコンテンツを見ているかがわかるツールになります。

MAツールを使うことで個人個人の動きがわかるので細かなセグメント分けをした情報配信が行えます。

例えば、やや高額な化粧品(美容液)の定期購入という想定をしましょう。

AさんはSNSからサイトに入り、フォームから個人情報を入力し20%OFF特典を手に入れた。
その後、数回商品ページに来訪し定期購入ページを見ている。
メールマガジンで定期購入特別キャンペーンを知らせる。その後定期購入をして頂く。
Bさんは店頭POPからサイトへ訪問し、フォームから個人情報の入力してテスターの郵送を行なった。
レビュー参加依頼をテスター利用者に個別メールマガジンで送る。
メールマガジンのみの閲覧が3ヶ月続き特別テスタープログラムに参加表明。
セミナーで購入にいたる。

など、大まかなセグメントに分けての特別オファーや情報提供を行うことが可能になります。
見込み顧客の欲しがる情報をSNSマーケティングで制作したコンテンツから二次制作し、セグメントに別けて配信し、成約する。
一連の道のり(成約フロー)を明確にしてあげることでフォローアップや教育が可能になります。

ブランディング運用が土台に乗ったら、思い切って販促へ

SNSマーケティングの企画考察、チーム作り、運用と基礎的な作業を積み重ねてきました。
おめでとうございます!ここからが果実を収穫する段階です。

SNSアカウントでブランディング、信頼感を醸成し、徐々に認知を広めていきましょう。
しかし、拡散するには時間がかかり過ぎます。最低でも半年から一年はコツコツとコンテンツを投下し続ける日々が続きます。
 
アカウントができたのであればもっと積極的な策に出ていきたいものです。
投資対効果(ROI)を最大化するためのアクションを起こしていきましょう。
この続きは次回に詳しく書く予定です。

まとめ

様々な媒体に使ったコンテンツから見込み顧客の情報を獲得しましょう。その獲得媒体は常に自社サイトになります。
自社サイトにはMAツールを使ったフォームを用意し、セグメントに分けた情報配信を行いましょう。

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