見出し画像

夫のKickがトゥントゥンしすぎな件について

まずはこちらをお聴きください。

これは僕の最新曲『High-Calorie Monster』ですが、妻によるとこの曲のKickはひじょーに「トゥントゥン」しているそうです。

「この曲の」と書いたものの、僕はこういう音色のKickが好きなので、つまり僕の曲のKickはほとんどすべてトゥントゥンしていることになります。そして実際、僕が「じゃあどの曲がトゥントゥンしてない?」と訊くと、妻は「全部トゥントゥンしとるやん!」と笑います。

※ちなみにサムネのNasobemロゴは妻が作ってくれました。天才。

こういう音色のKickはMakinaというジャンルではよくあるんですが、さらに言えば音圧も関係しています。どういうことかというと、Kickの音がでかい。かなり。

妻が大好きなAviciiの曲やUKランキングの曲などを聴いてみて分かったのは、そこまでKickが前面に出ておらず、ちょっと控えめ(とは言いつつ、主役の音の1つ)。

どうやら育ってきた音楽環境がおおいに影響しているようです。僕のよく聴くMakinaの曲を改めて聴いてみると、やはりKickがほとんど最前面に出ていて、音色的にもトゥントゥンしています。

そういう曲を参考にして自分の曲を作っているんだから、そりゃ当然、自分の曲のKickもトゥントゥンする。そういうことですね。

6月からの8月にかけての作曲活動

さて、前回5月の記事は1年で80曲作って「けっこう作曲がうまくなっているのでは!?」という話を書きましたが、それ以降も黙々淡々と作り続けていて、さらにいい感じに作れるようになってきた自負がちょっとだけ出てきました。

6月はリミックスに挑戦して、Miley Cyrusの『Flowers』やマリオ映画でクッパが歌っていた『Peaches』などを題材に作っていました。

7月末からは新曲をニコニコの楽曲収益化サービスに申請していて、まだ配信されていない悲しみに暮れています。3曲中1曲は全手続きが終わって、9/4にいろんな音楽プラットフォームに配信予定だそうです。

今後は習作を自分で公開して、よくできたなと思えた曲は楽曲収益化サービスに申請していこうと思っています。収益化が目的というより、個人だと配信するのが難しい多くの音楽プラットフォームに無料で配信できるのがありがたいですね。

見えてきた音楽的な好みと実装スキル

この1、2か月でも曲の作り方が変わってきていて、例えば1つのKickを3トラックで作ってみたり、僕のMakinaだとそれほど使わなかったコード進行を使ってみたり(MakinaはBassで鳴らすルート音で進行していきます)。

このところ特に意識するようになったのは、Kick、Bass、Leadの順で音を前に出すということです。この3つが最も重要。一番盛り上がるドロップはこの3つだけでしっかり成立していないといけないという考えで作っています。ほかのPluckやPAD、Hihatなどは添え物のイメージ(基本的にはシンセだけで作る)。

3つの中で優先順位をつけるとしたら、MakinaはとにかくKickとBassですね。新しく曲を作るときはKickとBassの音を作るのにだいぶ時間をかけます。次に時間をかけるのがメロディで、育ってきた音楽環境のためにリズミカルな曲調よりメロディアスな曲調が好みです。

完全独学なのでここに至るまでに1年以上かかりましたが、まだまだやるべきことや学ぶべきことが山ほどあるのでこれからどんな曲を作っていけるのか、とても楽しみですね。コード理論も、理論自体はほぼ理解していませんし各コードの名称も覚えていませんが、実装面では特に困ったことはなく作れています。

3月と4月には可不を使った曲を作っていましたが、またボーカル曲は作っていきたいと思っています。特にSynthesizer Vを使ってみたい。

それ以前に、さっさとFL Studioを買いたいところ。「えいや」と買ってしまえばいいのに、生活環境ががらっと変わって出費も増えたことで買い控えてしまっています。

自分は作曲、妻は3DCG

僕が作曲しているとき、妻は3DCGを作っています。2人で映画やドラマを観たりするのも大好きですが、喋らずに作業している時間も大好き。僕が「めっちゃいい曲できた!」と湧き上がっていると、妻は「私が作ったキャラかわいい!」と小躍りしています。

僕が作った曲を流して「これトゥントゥンしてる?」と訊いたら、妻は指先で目の前のものを掴んで引っ張る動作をしながら「トゥントゥンしてる」と答えます(この動作が「トゥントゥン」を表しているらしい)。で、2人で曲を聴きながらそのトゥントゥンダンスをするのが恒例になっています。

妻が3秒で描いた、トゥントゥンのときの手の動き。

あ、そういえば楽曲収益化サービスに申請中の『多謝!!』という曲で、妻に「多謝(ドーシェ)」のボイスを提供してもらいました(香港旅行に行くので広東語で)。だいぶ加工したため妻の声とは似ても似つかないですが、配信開始されたらぜひ聴いていただきたいですね。こういう合作ももっとしていきたい!

なお、妻の音楽活動名はアロエ太夫になりました。

ここまで読んでいただき、ありがとうございます! もしよかったらスキやフォローをよろしくお願いします。