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君はスウェーデンの風を感じてるかい?~スウェディッシュポップと渋谷系~

1990年代初頭 渋谷のレコード店にマニアックな洋楽のウンチク情報が載っていた『サバービアスイート』という全4ページ程のフリーペーパーが置かれ、 流行に敏感な音楽好きの間で評判を呼びました。そしてユーロビート一辺倒なディスコとは違う多様性のある音楽を楽しめる小箱のライブハウス クラブが宇田川町界隈に誕生しました。タワーレコードを筆頭にWAVE HMV CISCOといった洋楽を売りにしたレコード店が増えていき洋楽のエッセンスをふんだんに取り入れた渋谷系なる音楽カテゴリーが生まれました。

その渋谷系の一角を担っていたのがスウェーデンの音楽プロデューサー トーレ・ヨハンソンを師と仰ぐ日本人アーティスト達です。本稿ではその代表格三名を紹介するとともに新世代の日本人アーティストにもスポットを当てていきたいと思います。
(spotifyのプレイヤーでフルver.を試聴する際は再生後、数秒待った後に【曲を全部聴くにはspotifyアプリが必要です。】との表示が出た後に 【spotifyで聴く】 をタップして下さい。)

※BONNI PINK

彼女の最初のスマッシュヒットとなったシングル曲

♪Heaven's Kitchen は衝撃的でした。普通に外国人が歌っている洋楽のようでありながら歌詞は日本語。今でいうエモい曲です。


※原田知世

一般的には女優としての知名度のほうが高く40代後半より上の世代は彼女の楽曲といえば ♪時をかける少女を思い浮かべるのではないでしょうか?実は良質なポップソングをリリースしているのです。


※カジ ヒデキ

自他ともに認めるスウェーデン音楽の使者。何せ『MR.SWEDEN』というタイトルのアルバムをリリースしているくらい。カジヒデキで検索していたら衝撃の画像を発見してしまった。

まずはAFTERから

そしてBEFORE

黒歴史ってヤツですね。気を取り直して動画をどうぞ。

…とここまでは実を言うと 次に紹介するアーティストの布石でした。

彼女のこの楽曲を聴いた瞬間、スウェーデンの風を感じたのです。

2021年3月4日現在 若干22歳の彼女の名は【竹内アンナ】

この♪Ordinary daysはなんと15歳の時に書き上げたそうです。末恐ろしい逸材です。

また、コチラの楽曲ではスウェーデンの風とはちょっと違う香りを感じました。

このアーバンかつ疾走感ある楽曲がどんな香りかというと…

そうです。♪RIDE ON WEEKENDからは田島貴男の香りがプンプンします。オリジナルラブの楽曲はジャズ ソウル ファンクといったエッセンスを持っています。

更には本格的なラップもお手のもの。

punpee chelmicoなどの日本語ラップアーティストとのコラボにも期待したいです。

スウェーデンの風のみならずUSAの風も感じられる竹内アンナはまさに渋谷系の正統後継者と言えるでしょう。

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