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👁 母、眼科でまつげを手術しませんかと言われる事件6/21

父が転がっていようと(物理)なんだろうと、普通に母の通院はある。

6/21、本日は大きな病院にて、母の眼科の検診。

この検診は白内障と思われそうだが実は違う。

老化によってだと思われるが、眼球の中に通っている毛細血管が血流が詰まり、血管が太る、また詰まることによって眼球内に出血し、血(曇り)が目に広がって放っておくと失明すると言うことで、近所で通っていた眼科から紹介されて総合病院にやってきたのだ。

多分、もう3年ほどになる(少なく見積もっても2年以上)。

ところで、初回掛かってから、前回まではずっと同じ担当医だった。

検診をしつつ、血管が太ってきたら眼球に注射の処置をして症状を抑える。

それを繰り返して今日。

前回、先生は言った。

「僕、転勤が決まったんで。

次回からは違う先生になります。

大丈夫ですよ、ちゃんと引き継いでおきますからね。」

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果たして、今日。

目の前には、前回の優男先生より恰幅の良い熊のような先生が体を揺すりながら「あー。」とか「うー。」とか言いながら診察している。

何かを言いあぐねていると思ったが、先生が口を開いた。

「まつ毛が目に入ってるんで、違和感あると思うんですよね。

手術しますか?」

はい???

血管は??
「え、先生、血管は……。」

「血管は異常ないけど、下まぶたの筋肉が衰えてるんで、内側の筋肉に引っ張られて下まつげが眼球に当たってるんですよ。

違和感ないですか?」

まさかの血管スルー!

お医者さんも人によって見るところが違うんだなと体感する。

ただ、まつげには確かに心当たりがあった。

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顔の部分なので相当加工させてもらっているが、その時、母の目元を撮影して本人に見せた。

本人は視力も落ちているし、感覚が鈍っているのか、これだけ下まつげが目に触れていても気にならないらしいのだ。

母は困惑しながら答えた。

「え、よく分かりませんが。

特に気にならないけど……。」

私がコロナ禍以前にも気になって尋ねたときにも、気にならないと答えていたので本当に気にならないんだろうなあ。

むしろ、先生の方が気になる様子。

下まぶたの筋肉を縫い合わせて、下まつげが外に向くようにする手術は一泊二日でできるんで……。

 どうします?」

めっちゃプッシュしてくる。

困った母はいきなりこっちを向いた。

「あんた、手術ってよ、どうしたら良いとかねえ!?」

「いや自分で決めり。」

正直、命に別状ないし、失明に直結してなかったら、どっちでも良い。

結局この日は秘技「先送り」を使い、返事は次回9月ということですそのまま帰った。

投げ銭歓迎。頂けたら、心と胃袋の肥やしにします。 具体的には酒肴、本と音楽🎷。 でもおそらく、まずは、心意気をほかの書き手さんにも分けるでしょう。 しかし、投げ銭もいいけれど、読んで気が向いたらスキを押しておいてほしい。