🍝 母とナポリタン500グラムの恐怖🍝
さて父は入院中だが、昔(多分3、4年前、4年前と仮定しておくのエピソードでも書き起こしておこう。
母の話である。
4年前、実家に行った私は突然、母に言われた。
「あんたスパゲッティ、持って帰らんね。出来すぎたとよ。」
は?
なんの話だと思った私に、母は業務用のようなサイズのフライパンいっぱいの具沢山ナポリタンを見せた。
お分かりいただけるだろうか、昭和の、半分が具材だろう?というようなナポリタンが巨大フライパンを占拠していた。
正直、八十代老夫婦二人で食べるような量ではない。
「なんでこんなにいっぱい作ったん?」
家に帰ればご飯はある状況で、製造済みナポリタンを中途半端にもらって帰っても…という気持ちもあった。
「あんた、それが1キロも来たとやけん、半分茹でたんよ。
多過ぎた〜!」
そうだろうな!
っていうか、生協の徳用なら1キロくらい来るだろ!
市販の麺だってそのくらいは入ってるやんか!
問題は500グラム!
普通は一人前100やで多すぎるやろ!
具材で嵩増しされて1キロにもなろうかと思われるナポリタン。
正直に言って処理に困る。
「あんたたち、若いんやけん良かろうもん。」
出た!四十代後半夫婦は若く無いわ!
しかしどうにもならないので、このときは、結局折詰に詰めていくらか持って帰らざるを得なかった。
投げ銭歓迎。頂けたら、心と胃袋の肥やしにします。 具体的には酒肴、本と音楽🎷。 でもおそらく、まずは、心意気をほかの書き手さんにも分けるでしょう。 しかし、投げ銭もいいけれど、読んで気が向いたらスキを押しておいてほしい。