前夜式とオンライン香典 11/21
翌日。
この日(11/21)の夕方午後6時、前夜式の予定である。
だが、その前からそこそこ予定が詰まっている。
⬛︎スケジュール
12:00 斎場に集合、説明及び打ち合わせ
13:00 湯灌
14:00 納棺
15:00 一旦休憩(というか解散)
16:30 集合、準備、打ち合わせ
18:00 前夜式(通夜)、一時間ほどで解散
そのため、家族の予定も決める。
7:00 こちらの夫婦起床準備
9:00 コンビニで母、兄夫婦とこちらの夫婦五人分の朝食を買い込んでから実家へ。食事はブランチにする。
10:00 午前中に親族の出欠を確認する(弁当の必要数がな!)、
11:00 身支度
11:30 出発 12:00までに着予定
…のはずだった、が、コンビニで飯を買って実家に行った9時、兄貴は普通に母親の作った飯を食っていた、…母はどうもいつも通りに行動しないと落ち着かなかったらしい。
まあ、そのぐらいは想定の範囲であるが、斎場での場面が長丁場になるので、思いついて、実家にある母が普段昼寝に使っているリクライニングのきく立派な座椅子と、薄い羽毛掛け布団をトランクに積んでおく。
12時の約束で、こちらも直前に着いたのに、担当者が後から鍵開けに来たのにイラッとしつつ、この時点で来ている弔電の確認、牧師の来場の確認(納棺式に立ち会うのだそうだ)、遺影写真の確認、驚いたのは遠方の叔父や従兄弟からオンライン香典が来ていたことで、これに関してはこの時代すげえと感心した。
午後1時に湯灌、これは遺体を洗浄、化粧するものだ。
午後2時に納棺。牧師立ち会い。
午後3時頃、一旦解散。この時点で、母を自宅に連れて帰ってまた連れてくるのは行動の負荷が多いと思って、座椅子を出す。
リクライニング座椅子大正解。
いやマジで。86歳体力のない母は、緊張や疲れもあったのだろう、座椅子で時間までめっちゃ寝ていた。
4時半になって、受付台や返礼人置き場、花や座席の打ち合わせをしていたら1時間半は一瞬だった。
5時半を来て最初の参列者が来てから午後6時までの間に参列する親族が揃う。
身勝手に好き放題生きても、配偶者に金があったらまともな葬式をあげてもらえるんだなと感慨に耽りつつ、兄(長男)の挨拶を聞く。
半年間だけキャッチボールに興じて、母自慢の芝生が禿げて怒られた話や、その後突然思いついて卓球台を買った話はそんなこともあったなと思い出すが、まあ、父はすぐ飽きていた。
家に帰ると午後8時くらいだったと思うが、この日にも母の首洗いはある。
風呂に入るなら先に入ってくれ、そのあと張り替えるからと言うも(医師の指示)、母がここで旧弊かつ認知症の頑固さを発揮する。
「兄ちゃんと妻美(仮)が入ってからしか入らんよ。
首の後ろは先に張り替えてくれたらいいやん、どうせ湯船には胸までしか浸からんけん。」
と言い張る。
絶対に無理やろ。
しかし言うことを聞かないので根負けして、先に首洗いと張り替えをしたが、そのまま事務をしながら様子を見ていたところ。
「濡れた!張り替えて!」
…やっぱり無理だっただろうが!
張り替えて帰ったら午後11時になっていた。
次の日は8時集合である。
投げ銭歓迎。頂けたら、心と胃袋の肥やしにします。 具体的には酒肴、本と音楽🎷。 でもおそらく、まずは、心意気をほかの書き手さんにも分けるでしょう。 しかし、投げ銭もいいけれど、読んで気が向いたらスキを押しておいてほしい。