明治生まれの
亡き祖母は

私が物心ついたとき

既に足が悪かった

いざって移動して

台所の冷蔵庫も遠過ぎた

孫が大好きで

いつも

樹脂の箱に

食べ物を入れてた



黒棒

黒棒はもう食べ飽きたけれど

祖母には言えなかった

おばあちゃん

ぬるい桃でもいいから
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投げ銭歓迎。頂けたら、心と胃袋の肥やしにします。 具体的には酒肴、本と音楽🎷。 でもおそらく、まずは、心意気をほかの書き手さんにも分けるでしょう。 しかし、投げ銭もいいけれど、読んで気が向いたらスキを押しておいてほしい。