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📲シンプルスマホから、かんたん携帯へ 1/26

1/26(木)

母のあまりのスマホの使えなさ(シンプルスマホではある)に、契約者を父から私に変更するついでに、機種変をしていわゆるガラホに戻すことにした。

ショップの予約は午前11時、ショップまでは車で5分程度だが、迎えは午前10時30分にしていく。

玄関を入ると、まずこれがあった。

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コードがついたまま投げ捨てられたスマホ。

うーん、まあ、ショップに行く予定は覚えていたようで重畳。コードがついたままなのは、コードも持っていかないといけないと思ったんだろう。

しかし、うちの玄関マットは母が買っためちゃくちゃ立派な緞通があるのに、何故か母はこの上に白のバスマットを置いている。
一度理由を聞いたら
「踏んだら汚れるやんね!」
と言ってたが、見せびらかしたいのか隠したいのか一体何がしたいのか……。

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ともかく、ショップに行こうと声を掛けると予想通りまだ準備中だった。

「行くよー!」声をかけて、そのまま玄関で待機。
迂闊に台所に行って視界に入ると気が逸れて色々脱線する。

奥から大声で、多分指差し確認で
「電気!ガス!水道戸締り!」
と叫んでいるのが聞こえた。

予想通り出発には15分かかり、車に乗り込んだ途端に、
「あっちょっと待って!
ガス止めたか分からん!
見てこないかん!」
と降りようとする。

「いや点検してたやろ!」
と押し留め(迂闊に下ろすとさらに15分を要する)、ショップに着いたのが午前10時55分だった、天才かな?

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契約者変更

とりあえず、したいことは
・契約者変更(父→私)
・機種変更(シンプルスマホ→ガラホ)

まず契約者変更から。
電話で確認して、必要書類も揃えていたので

・死亡診断書(当事者、父のもの)
・戸籍謄本(別世帯、別住所のため、親族関係確認用)
・身分証明書(私の運転免許証)
・クレジットカードカード(私のもの、口座振替の場合はそれに必要なもの)

純粋に時間はかかるものの、契約そのものは不足書類などがないおかげで順調に進んだ。

問題は母。

じっと座っていることができないのか、体を揺すったり、首を回したり船を漕いだり、全くじっとしておかない。

だが、使用の当事者である母を連れてきておかないともう一段階話がややこしくなるのである。

今時は契約了承のサインもタブレットなのだが、生を書いている真っ最中に、腕を回していた母の肘が、私の左腕をぐいっと押した。

ぐいーっ。

…当然、サインが歪んだ。

頼むから寝てろ!
そこで居眠りしてろ!!

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機種変更

ともかくそこから、取り置きしておいてもらった携帯電話を出してもらう。ガラケーではなく、いわゆるガラホである。

これを見た途端、母の目が輝いた。

「これは良かね!
前はこんなの持っとった!」

ボタン式に、安心感が半端ないらしい。

これへの機種変も滞りなく進み、データ移行も赤外線で行え、さらには母がつけていたストラップまで店員さんに移し替えてもらって、母は非常にご機嫌だった。

ただ、どうしても、最後にタブレットで動画説明を聞く場面があるので、そこではまた船を漕いでいた。

今時は、充電器は別売りとのことで、台座に充電器を差した状態で受け取り、実家に母を送り届けた時には午後1時になっていた。

私は午後から用事があったが、とりあえず、実家のコンセント🔌に充電器を挿し、携帯を載せてから実家を去った。

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そして夕方。

実家に様子を見に行ったところ、母は二つ折りタイプの携帯を持って自信満々な顔で玄関に出てきた。

ちなみに私と兄の携帯は既にその二つ折りの短縮に入れてある。

「あんた、これ、こうやってかければいいとやろ!」

トゥルトゥルトゥルトゥルトゥートゥートゥートゥットゥー
無駄に!
ドラクエ3の戦闘音が鳴り響く。
(この間、母からの着信音だけを、暴れん坊将軍からドラクエ3に変更しておいたのだ)

やめろ無駄に三回も鳴らすな!

そのあと、母は兄の短縮も確認するつもりなのか押していたが、見事に繋がっていた。
「あっ電話代わるけん」

代わるな!
イタ電!

投げ銭歓迎。頂けたら、心と胃袋の肥やしにします。 具体的には酒肴、本と音楽🎷。 でもおそらく、まずは、心意気をほかの書き手さんにも分けるでしょう。 しかし、投げ銭もいいけれど、読んで気が向いたらスキを押しておいてほしい。