◉見知らぬロータリークラブ憲章の謎 10/2
この日(10/2)は、とりあえず父親の部屋から物を減らしたくて、大量にある紙類や空箱をいくらか、欲しいという近所の人に差し上げて、段ボール1箱分ぐらいではあったが少し減って、それでもだいぶ爽やかな気持ちになった。
その後も、雑誌類等、不要なものをドカドカ積んでいったら、パソコン、スマホ、タブレット関係のくだらんハウツー本が、内容重複して大量にありすぎて、再度いやな気持ちになる。
アホは買っただけで理解した気になるのがアホの所以である。一冊買ったらまずそれを読めと言いたい。
そして今回の白眉は右下。
なんだこのロータリークラブ。
誤解しないで欲しい、ロータリークラブには何の恨みもないし、むしろ職業人たり、社会奉仕の理念を持って活動されてる方々はむしろ尊敬してる。
分からないのは父がロータリークラブの憲章を額に入れて本棚に飾ってる(本の背表紙の前に額面が見えるように飾ってたので、本を読む気がないのがよく分かる、本が取り出せんだろ)理由である。
大方、当時の出入りの仕立て屋が持ってきた古物にでも紛れてたんだろうと額を取り出して置いたら、ちょうど、何度も覗きに来る母親がその額を見て、驚いた声を出した。
「あらっ、あんたこれ、どこにあったとね!」
「いや窓際の本棚のとこにあったよ、なんでこんなん持っとるん、大方仕立て屋さんが(古物で)持ってきたとやろ。」
そう言うと、母は大袈裟に首を横に振って否定した。
「違うよ。
これはお父さん、会費を払ってわざわざ入ったとよ!
それでこんなんもらっとったったいね〜。」
「は?
なんで?
お父さん、社長やったこともないし、ロータリークラブの活動にも興味なかろうもん。」
「知らん!
ああ、でも、もう入っとらんよ、(会費)払っとらんもん。
一年だけやったよ。」
…本当に意味が分からない。
ただ、そのあと片付けていて気付いた。
今は、私がだいぶ片付けていて棚の位置やら違うが、十年前帰ってきた時の父の部屋の配置はこうなっていた。
父は整理整頓が苦手なので、物が堆積していて、本来なら客を通すような部屋の体裁になっていなかったが、窓際に応接セットもどきにテーブルと椅子を配置して、老人会の客などとそこで話をしていた記憶がある。
…とすると。
そう、赤いところに、ロータリークラブの額があった。
つまり、客からちょうど見えるのである。
…見栄か!!
見栄だな!
虚栄心!
良い子の皆さんは、そう言う見栄の真似をしないように。
約束だぞ!
投げ銭歓迎。頂けたら、心と胃袋の肥やしにします。 具体的には酒肴、本と音楽🎷。 でもおそらく、まずは、心意気をほかの書き手さんにも分けるでしょう。 しかし、投げ銭もいいけれど、読んで気が向いたらスキを押しておいてほしい。