産前産後の記録~母子同室の試練~

産後三週間経ち、わが子の体重を計ったらなんと4キロ。出産直後の体重が3.1キロだったので+0.5キロ増。
生まれた直後の顔はまん丸だったのが、今では更にほっぺのまん丸が加わり、可愛らしさ爆上がり。(親バカ全開)
来週には1ヶ月検診もあるので、成長度合いが楽しみです。

ほっぺの張りが素晴らしい

母子同室は突然に

7/1の17時前に出産が終わり、事後の処置やら早期母子接触しながら寝てしまった私と娘。目が覚めたら20時。晩御飯を食べて、21時過ぎにLDR室からの移動となりました。
移動先は希望の有無すら聞かれず大部屋に。
産後はてっきり初日はナースステーション預かり&個室だと思っていただけに「え…マジ…?」と狼狽える私。4人部屋で先客は1名(同日に入院した人)だったので、まず何とかなるかと心を落ち着け、横になりました。
が、ここからが試練の連続です。
2~3時間おきにふがふが泣く我が子。初めての授乳にオムツ替え。「いつでも押して大丈夫ですよ~」と言われてもなかなか押しにくいナースコール。そして、同室の人にご迷惑が掛かるのではと気が気じゃない。
一方ですやすや寝ている時の顔があまりにも可愛すぎて、この日は気づいたら朝になっていました。
自分の体もボロボロで、右尻の筋肉痛に後陣痛、悪露に会陰切開でトイレに行くにも一苦労。慣れないことの連続で常に汗だく。
我が子の可愛らしさだけで何とか乗り切ったと言っても過言ではありません。

思っていたよりきつい後陣痛

陣痛そのものはかなり痛いのですが、出産後の後陣痛もなかなかのものでした。いくら子宮が元に戻るための痛みとは言え、授乳する度に鈍く痛む下腹部は精神的にもダメージが大きかったです。
後陣痛が収まったのは産後1週間後くらいですかね。既に記憶の遠い彼方に行ってしまいました。
入院中は後陣痛も強く、トイレに行くにも普段の半分以下のスピードでのろのろ移動。我が子が授乳を求めると気合を入れなければ、心が折れそうになる。人より強メンタルと言われることの多い私でも、産後はメンタルがたがたになりました。

突然あふれ出る涙

いつもの自分と違うと実感したのは、産後2日目(7/3)に出産の記録を残そうと母子手帳を開いた時でした。
開いて妊娠中の記録を見ていたら、ぼろぼろと涙が止まらなくなったのです。「悲しい」とか「痛い」とかそういう感情ではなく、ただただ涙が止まらない。大部屋なので声を上げて泣くわけにもいかず、そのまま手帳は閉じて、タオルで顔を覆って収まるまで泣き続けました。
退院後もちょっとした拍子に涙が出ることがあり、一番びっくりしたのが「大きな古時計(オルゴールバージョン)」が掛かった瞬間、号泣してしまったことでした。
こんなメンタル状況で、ワンオペで子供のお世話をしながら、家事をしてとなったら鬱状態にもなってしまう。産後鬱の怖さを実感したタイミングでした。

増える同室者

産後2日目、3日目には同室の方も増え、4人部屋が埋まることになりました。正直、これがかなり私はきつかったです。
通常なら同室の人と交流してというのもあったのかもしれませんが、コロナの影響もあり、カーテンも閉め切って、交流もなし。同日入院した人の顔もよく分かりません。
自分や我が子が他の人に迷惑を掛けないか。一方で他の人の出す音も気になるところ。特に3日目の午前に入ってきた方が無頓着だったのか、棚の扉を閉める音が大きく、その度に娘がびくっとなり、ドキドキハラハラ。その人は自分の子供に対しても話しかける声が大きく、荒い言葉遣い(早く飲んでよとか)で、産後の神経過敏になっている私にとってかなりのストレスに。
3日目の夜、看護師さんに何とかお願いして、「急患が出たら即大部屋に戻る」ことを条件に個室に移動させてもらいました。(一番お安い個室だったので差額も1日4000円程度)
結果、大部屋への移動なく、退院まで個室を使用させてもらえたのは本当に良かったです。
大部屋の時は小声で娘に話かけてましたが、個室では思う存分話しかけてあげられたし、物音を気にせず眠れたし、ぶっちゃけ娘が寝ている間にちょこっとPC仕事もしてみたり。
病院側も出産前にせめて部屋の希望くらいは聞いてくれたらと思うのでした。

さぁ、退院直前。頭はぼんやり、全身ボロボロ。呼べばミルクが来る環境から、自宅に戻って果たしてやっていけるのか。退院直後の家族の様子や家事分担について、振り返ってみたいと思います。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?