5年生以降の習い事と中学受験


前回の予告した通り5年生以降の習い事を継続するか?
それとも、習い事は辞めて中学受験をする事に集中した方が良いのか?
この2つについての考察になります。

50年近く前の私の経験を娘に置き換えての考察にもなっております。

5年生になった4月の時点で娘はスイミング(週1日)、絵画教室(週1日)、ピアノ教室(1日)週と3つの習い事のほかにe塾(週2日)の4つを通っていました。
実に週5日間は何かしらの習い事をやっていた計算になり完全にOFFとなる自由な日は週で2日間と言う感じです。


➀ 今現在の主流と言われている事


皆様のお子さんも習い事を継続するか、それとも中学受験の為に一時的にでも中断して受験に集中した方が良いか迷われる時期に入ってくると思われます。

確かに色々と調べてみると塾側からは習い事は辞めてもらいたいの一択になり、それがトレンドとなる事が多いと言われているのも確かな事です。

一つの手ではあると思うのですが、中学受験如きと言っては何ですが……。

中学受験と習い事をバランスよく両立させ二刀流の様に成功を収める層が居ると言うのも事実であると思います。

・ 中学受験に集中した層と両立させた層の違いとは?

考え方によってどちらを重要視するかにより、前者と後者に分かれると思われる。
ここで立ち止まって熟考をしてみると前者を選択し第一希望に2年後に入れるのなら成功したと言う部類になるでしょう。

だが、そうならなかった場合はどういう結果なのだろうか?
中学受験終了時に結果が出てしまうと共に、その合否に納得できるのだろうか?

確かに2年後の伸び代としての偏差値の変化はある事だろう。
それと同等に学力以外の伸び代も当然の様にあり、その数値も変化があると思って頂きたい。

この事からも両立が成立出来た層と言うのは上記の部分を上手に取り入れてバランスよく育成が出来たと言えるだろう。

では、バランスを取って両立させるには、どうしたら良いのか?

・ 5年生になったばかりの頃の体力・フィジカル面と勉強時間ついて

娘は生後6か月からスイミングを始め、保育園に通ってい頃は傾向として知力・学力系ではなくフィジカルモンスターの部類であった事もあり、幼少期より体力部分の底上げが第一で育成をしてきました。

それに伴って過去の記事でも書き記しているが小学校低学年(1~3年)までの家庭学習における総時間数は3年間で計2250時間以上と言う感じです。

少ない日で1h、集中力が続く時は1年生でも3hとか平気で勉強をする体力、集中力、そして何よりも知識欲がとても高かったと言うのも事実であります。

5年生の頃には学習の習慣化は完全に仕上がりを見せており、体力・集中力共に伸び代がありバランスよく成長していました。
上記の数値は目安にはなると思います。
この数値を参考値としてご家庭のお子さんと比較してみる事でどの部分が弱いかが解るかもしれません。

② 習い事を辞めると言う選択について


習い事を辞めて受験に集中を選択をするのも良いと思いますが、その選択をした事により学力・中学受験より習い事の方が伸び代があったと言う過程で話をしたいと思います。

私の実体験を元に三竦みの育成法を考え娘において確立させ全体的な能力値を底上げをし学力と感性の両方を上げて二刀流で育成できたと言う結果になります。

・ どうしてそういう結果が得られたのか?

私自身の経験を基にして娘にも施した結果であったと思います。
私自身が学力の上がらない時期に体力を底上げできた経験が6年生の夏の終わり~10月くらいまで続いた経験です。

娘においても、形を変えて同じ事象が小6の夏休み前後から勉強(学力)が明らかに伸びていない時期に突入していきます。
6年生の夏休みと言うのは中学受験生にとって大変重要な時期と言う事はわかっていますが、娘の学力は停滞してるだけなら良いのですが……。
それよりも悪化した減退が見えてました。

・ 減退とはどういう部分なのか?

この減退と言う事を少しばかり詳細に書かさせて頂きます。

娘を見ていて、常に思う事は集中出来ている割合、気力等が学力が最大限に伸びている時期と比較し整合性が取れているのかいないのか?になると思っています。

娘の場合は、上記の事を判断材料にしてみるとマクロな部分では整合性が取れていたとしても、ミクロな所まで細かく見ていくと整合性が全く取れていない状況と言う事がわかってきます。
この時の微細なノイズを感じ取れているか?
娘の成長力を見ていく上で私は感じ取れるようになりました。

この少しばかりの減退がある時期に勉強を頑張っても底上げできても減退が停滞にまでしか上がらないと言うのも事実になります。
この様な状況でもいつも通りの勉強時間で停滞してるのだから良いと言う考えに至るならばそれで良いと思います。

でも私自身の考えは悪手な中でも一番やってはいけない悪手と思ってしまいます。

何故ならば、学力を減退から停滞のレベルに上げるより、確実に2段階~3段階以上の伸び代がある部分を強化した方が子供の成長にとって無駄がなく最大限のステータスが伸びる事に繋がります。

私の場合は体力(走力)であり、娘は感性(絵画)でありました。

現に私は陸上競技で良いタイムが出る様になり、娘は住友生命子供絵画コンクールの絵画を出品し地区の最優秀賞を受賞したほどです。
たまたま、フランス国内でテロがあった為、この年のルーブルへ受賞者達の展示はなかった年でもありました。
娘は地区優勝までは行ったものの、ルーブルには届かなかったのですが、翌年から他の絵画展にて出品し中学3年連続で受賞しており
この中学3年間での3部作は入選→特選→大賞を頂きました。

この成長過程を見ていくと、学力、感性、体力の三竦みの理論が上手く機能できた結果であると思われます。

上記を比較してみた場合、皆様はどちらが正解と思えるでしょうか?

このガス抜きに近い事をした事によって、当然3ヶ月後には学力が向上しはじめると言う事も私は解っておりました。

③ まとめ


今となっては大谷選手を代表とするように、二刀流が主流になって来ている時代に突入していると私ながらに思ってしまいます。

娘自身も学力と感性の二刀流で育成してきて、大学生になった今では感性の部分をデザイン等にも応用し、学力の方は普通の私大でありながら有名塾の講師と家庭教師を並行して行っております。

こんな感じで大谷選手のような二刀流を育ててみませんか?

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