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思い上がり阻止のリマインダー。

昨日の記事に、「土用の期間に入って、雷雨がもう少し来てくれるかと思いきや」なんて書いたからか、とんでもない雷雨がやってきた。


結構近くに落ちた?ってぐらい、旦那さん以外の私と犬4匹はガクブル状態で、ひたすら去るのを待つ。

光ったと同時に、とんでもない音がするから、ホント心臓に悪いのよ💦
ここで生まれ育った人は、そんなもんって感じなのかなぁ。
つよ。。。



さて、24時間ぶりに電気も復帰。
かと思いきや、夜も更けて、遠くの空がまた光ってる。

雨雲レーダーで、全然大丈夫そうでも、おっかない雷雨が来るってこともあるから、やっぱり信じるのは雰囲気や見た感じから受け取ることになるよね。



ふと、停電になるたびに思うこと。


この辺りのメキシコの田舎では、水も汲み上げるのに電動のポンプを使っているから、自然と水も止まります。

と言いつつ、貯水タンクから使う分を汲んでおいて、そこから洗面器的なものですくって使うんだけどね。


ガスコンロは、調理のためにガスの火力を調節するの所を強火にしてから、先の長いライターみたいなので火を点けるのが定番だから、あまり支障はない。



電気はなく、今の季節なら夜8時になると真っ暗。
昨日はキャンドルで本を読んだ。

電子書籍は、スマホバッテリーの確保の為に読まず、日本から持参した分厚いタロットの書籍を読む。


なんか映画みたいー、なんて。
暢気なことを思いながら。







夜が明ければ、扇風機が使えなくて暑いけど、窓全開で過ごせるなら特に支障もない。

この状態が、3時間のこともあれば、24時間やそれ以上のときもある。


冷凍庫は開けない。
冷蔵庫は開ける機会をなるべく減らして、普通にごはんも作っちゃう。



合間の時間は、やっぱり紙の本に手が伸びたり。
インターネットを取り上げられると、それへの依存度を思い知らされたり、またそれがないと、いつもやんないようなことをやる余裕があることにも気づく。


便利だけど、人間側が使われてるなぁ、やっぱり。
とか、思っちゃう。





こうして天候の影響で、ライフラインが突然止まることも多いから、なんだか慣れてきているけど。

電気が戻ればホッとするし、日本で暮らす人にこのエピソードを話すと驚かれる。




停電でつくづく感じさせられるのは、毎日色んな事が、本当に「あって当たり前」になっていること。

私は違う、は、なかなか通らないと思う。
私がそう思ってる張本人だから、なんかここは自信もって言える。




電気やwifi、買い物に食事。
全てが至れり尽くせり状態だから、ちょっとした事も引っかかるようになる。
取るに足らないものが大事に感じる。


かろうじて入る電波を伝って届くメールも、SNSの通知も。
本当にどうでも良くなって、通知のアイコンをスライドして消す。




今はこれじゃない、目に入れなくていい。
不思議とそんな感覚になるんだよね。




あとは、雷の尋常のなさ。



こればかりはどうしようもないし。
ただ去ることを待つ姿勢の練習を否応なくする感じになる。



あとは、威力にただただ圧倒される。



普段大きなこと言ってたって。
人間の都合でなんだかんだやってたって。
彼らがその気になれば、形成は一気に逆転できる。



結果、こんなにビビって、自然には何にも刃向かえない、ただの人間だーって感じさせられる。





毎回さ、雷見るたびに塔のカードが思い浮かぶんだよね。

神の家、って呼ばれる場合もあれば。
数ある解説書には、神の怒りを表す雷とも書かれていたりする。


すべて繋がっている、その一部としての人間。
買いかぶるなよ。って感じで。




もう十分、思い上がり阻止のリマインダーになったから。
明日は晴れて欲しいなぁ。


最後の最後までお読みいただきまして、ありがとうございました! 良い息抜き時間になりましたように。