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「アライメント」総務の重要視点

お疲れ様です。総務部総務課マモたろうです。

今回は総務の重要視点である「アライメント(alignment)」がテーマです。
まず辞書を引用します。

アラインメント(alignment)
調整すること。特に、自動車の前輪または後輪の取り付け具合を調整すること。この調整で、走行時の安定性やタイヤの摩耗の状態が変わる。ホイールアラインメント。アライメント。

デジタル大辞泉

他にも一列に並べること、調節・整列という意味もあります。

自動車の車輪をアライメントしていない状態だと、安定性が悪く、無駄な負荷が生じ、最悪の場合は進むことができなくなります。
総務のアライメントは「どの方向へ調整しているか」ということです。

オフィス移転を例にすると、以下のように複数の方向性がでてきます。

経営理念:顧客満足
経営者の意向:コスト削減、生産向上
従業員の意見:福利厚生の充実、収納スペースの充実

経営理念へ向くと「顧客の近くへの移転」や「ショールームの設置」などが考えられます。経営者へ向くと「フリーアドレス」や「ペーパーレス」などがあり、従業員へ向くと「休憩スペースの充実」などになります。

どこに向くかは時と場合により異なってきますが「どこを向いて調整しているか」に無意識でいると右往左往するかもしれません。
いつのまにか「移転が無事におわること」や「業者のおすすめ」へと違う方向へ向いていることもあります。

そのためオフィス移転は目的やコンセプト等の「どこへ」を定めることが重要であり、関係各所との調整で「どこへ」を見失わず意識することも重要です。

総務はオフィス環境や規定等の「場づくり・仕組みづくり」を組織の目的達成へ向け調整する責務があります。法令遵守もしなければなりません。
その「場づくり・仕組みづくり」が企業風土を生み、組織自体の方向性を決めてしまうかもしれません。

「アライメント」を意識していないと経営者や従業員や業者に偏重しがちであり、偏重していることに気づけません。

常に同じ方向を向く、同じ方向へアライメントするのは、さまざまな制約条件があり難しいですが「どこへアライメントしているのか」という視点は、組織(車)を機能させるには重要な視点ですので、おすすめします。

お読みいただきありがとうございます。


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