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【 発達障害と診断されるまで(第1話) 】

私が初めて精神科を受診したのは、今から26年前のことです。
それから15年の間、様々な理由であちこちの医療機関を転々としていました。
診察をほとんどせずに薬を処方するだけの医師、こちらの訴えに対してどんどん薬を処方する医師……
そして極めつけは威圧的で、いわゆる『ドクハラ』をする医師もいました。
その医師から逃げるように転院したのが、今の主治医の元です。
精神科受診歴12年目にして、ようやく安心できる医師に出会えました。
本当に奇跡的な出会いだったと思っています。

初めて受診したクリニックでは、社交不安障害と診断されました(当時は対人恐怖症という診断名でした)。
途中からうつ病の診断に切り替わっています。
その後は主治医が変わるごとに、診断名が変わりました。
適応障害や境界性パーソナリティ障害などなど……
主に投薬治療を受けていましたが、なかなか症状が改善することはありませんでした。

精神科を初めて受診してから、10年後のことです。
インターネット上のとある掲示板と出会いました(諸事情により詳細は割愛します)。
『大人の発達障害』について知るきっかけになったのが、この掲示板でした。
投稿を読んでいると、私と同じような症状の方が大勢いたのです。
難解なパズルのピースが、やっと見つかったような感情になったのを覚えています。

(※第2話につづく……)

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