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思い出のMTGカードを語る
なーせです。
最近職場の知人に9年ぶりぐらいに会って、2人の子宝に恵まれ、子どもたちと奥さん(奥さんも知人)と幸せそうな姿を見せてくれました。
それと同時に知人の子どもがポケカをやってるぐらいの歳(小学生)ということを聞いて「ああ、ワイ、ジジイになったんだなぁ」なんて若干悲壮感に襲われたのはここだけの話w
とはいえ久々に知人に会って話をしたのは本当に嬉しいし、お互い元気だってことがわかって、ただただいい時間を過ごせましたね。
とまあ、それぞれみなさんにも出会いがあるわけですが、今回は私のMTGのカードの思い出を紹介。MTGの出会い、そして思い出を語ります。
懐古厨な記事になりますが楽しんでいただけると嬉しいです。
この記事を書くにあたってMTG専門店「晴れる屋」さんの記事も参考にしています。リンクを貼っておきますので興味があればぜひ。
そもそもMTGを知ったきっかけ
MTGはアメリカ生まれのカードゲームであり、いわゆるTCGの礎と言ってもいいカードゲームです。
簡単な詳細は以前私が書いた記事を参考にしていただければと思います。
MTGはアメリカで1993年に発売し、日本では90年代後半から普及しはじめています。当時は今みたいにインターネットが普及しておらず、これらの情報を手に入れると言ったら口コミや雑誌、テレビなど、限られた中でしか情報を入手できませんでした。
そして私は週刊少年ジャンプにて連載されていた漫画、「遊☆戯☆王」でMTGの存在を知ります。
MTGをそのまま扱おうとしたら販売元から許可が降りず、「マジック&ウィザーズ」という名前で物語では扱われました(アニメではデュエルモンスターズの名称)。
MTGを元ネタにしたということをジャンプ誌面で紹介されており、高橋先生(遊☆戯☆王の作者)のイラストも好きで、そんな元ネタってどんなやつなのか?と興味があり、近所の玩具店へ。
そしたらたまたまビジョンズ(MTGのカードセット名称、1997年発売)のパックが置いてあり、興味本位で買ったのが最初です。
ちなみにその時最新のエキスパンションはストロングホールド(1998年発売)というセットが販売されていましたが、クロニクル(1995年発売)というパックが置かれていたりと今思えば結構すごいお店でした。
![](https://assets.st-note.com/img/1714831530657-iC8FTFoLo4.png)
ただ海外のゲームであり、ルールなどがよくわからないため、競技についての説明のある、デュエリスト・ジャパンという雑誌を買って読んだり、友達と遊んでみたりしていました。
その中で本格的にルールなどを把握し始めたのはウルザズ・サーガ(1998年発売)から。
![](https://assets.st-note.com/img/1714831689247-oFBkOBnKfI.png)
ですが、学生でお金がない私や友人は徐々にTCGから離れてしまい、今に至ります。記憶が正しければウルザズ・デスティニー(1996年発売)が当時のテーブルトップ最後のMTGです。
![](https://assets.st-note.com/img/1714831958152-qAxec6xbZa.png)
私の思い出の一枚「呪われたクロウヴァクス」
その中でテンペストブロックと呼ばれる時代のカードはかなり思い出深く、特に自分の中でありあわせながら工夫して作ったのがスーサイド・ブラックと呼ばれる黒単色のデッキです。
スーサイドとは英語で自虐とか自滅という意味で、デメリット能力持ちのクリーチャーや呪文を使いながら自分が自滅する前に相手を倒すというのがスーサイド・ブラックというデッキです。憎悪という自身のライフを払った分だけパワーアップするカードを使って勝利を目指すデッキです。
私の場合、憎悪が一枚だけ入っているという、本当にありあわせながら何度と友人とよく使ってたデッキです。
そしてその中でも一番思い出深いのが「呪われたクロウヴァクス」。
![](https://assets.st-note.com/img/1714831314187-7jdcsh1thJ.png)
ストロングホールドのレアカードで初めて自引きした伝説のクリーチャーでした。「伝説」という響きにとても厨二心をくすぐられたのを今でも覚えています。
ただ今にして思うとそんなに凄いカードではなかったわけですが、4マナで4/4スタート、黒マナ1つで飛行がつくので当時のなーせ版スーサイド・ブラックの切り札でした。
シングルカードとかよく知らなかった頃なので、ありあわせで作ったデッキを回しては負け、時々勝つ、みたいなことが本当に楽しかった記憶があります。
そして呪われたクロウヴァクスのカードイラストもとても印象的で自身が愛用しているスーサイド・ブラックというデッキ名の響きに相まって「これが俺の最強デッキ!!」とアホな妄想をしていましたねw
私の中では一番の思い入れのあるカードは呪われたクロウヴァクスですが、テンペストブロックとウルザズブロックはMTGの当時の人気が急上昇した時期のエキスパンションで強力なカードが多いです。
私は過去に買ったカードは引っ越しの時に全てなくなってしまってますが、当時のカードが今では高額で取引されている話を聞きます。
適者生存やモックス・ダイヤモンドをはじめとしたレアカードはもちろん、暗黒の儀式や睡蓮の花びらといったいわゆるコモン(いわゆるパックを開封するとよく出るカード)のカードですら、それなりの値段で売られています。
![](https://assets.st-note.com/img/1714832217182-fjSJUdwJci.png)
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気になる方は調べてみてください。
ちなみに呪われたクロウヴァクスはレアカードですが、そんなに高くはないですw
好き嫌いは値段ではないですから。思い出はお金じゃないです。
というわけでおじの懐古話はおしまいです。
晴れる屋の総選挙TOP100の上位カードを見た感想
最後にTOP100の感想。
正直知らないカードも結構ある。20年ぐらいやってなかったので当然といえば当然ですね(汗)
ただストロングホールドのレアカードであるスリヴァーの女王、そして黎明期の代表カードである暗黒の儀式、対抗呪文、稲妻は私でも知ってるカードです。
ファイレクシアン・ドレッドノートは友人がもってたなぁ。伏魔殿コンボ、通称パンデモノートの餌食になっていたのが懐かしい。
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![](https://assets.st-note.com/img/1714832573906-9PQe1vFcSq.png)
【補足】パンデモノートとは?
伏魔殿とファイレクシアン・ドレッドノートの2枚コンボで勝利を目指すコンボデッキのこと。
伏魔殿 (3)赤
エンチャント
いずれかのクリーチャーが場に出るたび、そのクリーチャーのコントローラーが選んだクリーチャー1体かプレイヤー1人を対象とする。その場に出たクリーチャーのコントローラーは「このクリーチャーは、それに自身のパワーに等しい点数のダメージを与える」ことを選んでもよい。
ファイレクシアン・ドレッドノート (1)
アーティファクト・クリーチャー 12 / 12
トランプル ファイレクシアン・ドレッドノートが戦場に出たとき、パワーの合計が12以上になるように好きな数のクリーチャーを生け贄に捧げないかぎり、これを生け贄に捧げる。
伏魔殿が場に出ている状態でファイレクシアン・ドレッドノート単体を出してもパワー12分のクリーチャーを生け贄に捧げられないため、場には残れないものの、伏魔殿の「クリーチャーが場に出たとき」の効果でファイレクシアン・ドレッドノートのパワー12のダメージをプレイヤーに与えられるというコンボ。2回クリーチャーを場に出せれば勝てるというデッキ。
もちろん現役スタンダードカードである僧院の速槍や黙示録、シェオルドレッドなどもランクインしていて懐古的にも感じつつ今の環境を象徴するランキングだと思いましたね。
改めてみなさんのベストカードがあれば教えてください。
それではまた。
【追記】
MTGのカードにはフレーバーテキストと呼ばれるカードゲームのプレイとは関係がない、文章が入っていることがあります。
物語の人物の台詞などが入ることがあるわけですが、そのカード一つ一つに何かしらの物語が用意されていることがほとんどです。
呪われたクロウヴァクスという1枚のカードにもきちんとストーリーがあります。
魔術と武術に長けたクロウヴァクスはセレニアという、自身の一族を守る守護天使を愛していました。ところがセレニアは邪悪な次元であるファイレクシアの傘下に入っており、クロウヴァクスを言葉巧みに誘惑し、彼の仲間たちとの関係を撹乱させます。
さらにクロウヴァクスの仲間を討とうとしたセレニアはクロウヴァクスの手で逆に討たれました。
最終的にはセレニアの闇の天使としての力がクロウヴァクス自身を侵蝕し、吸血鬼と変貌を遂げ、巨悪の根源であるファイレクシアの総督の道へと進んでいきます。
その過程で人間ではない存在へと変わっていくクロウヴァクスが私の思い入れのあるカードである「呪われたクロウヴァクス」なのです。
カードの中にそれぞれの物語が潜んでいたことが私の思い出のカードとさせたのは間違いないでしょう。
なんかの機会でMTGの物語をまとめて見てみたいと思ったりしますね(さすがに全ての物語を読んではいないのでザックリ解説になりますけどもw)。
【注意】
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