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人的資本経営とタレントマネジメント

近年、市場の変化等を背景に、世界的に人的資本経営の重要性が高まりつつあります。当記事では、人的資本経営の概要と、運用する為のヒントを纏めます。

人的資本経営とは

「人的資本」とは働く社員を資本と捉える事を指します。

従来、働く社員は資源、つまり「人的資源」として考えられてきました。社員に対してお金を使う事は消費、人件費もコストとして考えられています。

一方、人的資本としての考え方は、働く社員は財産であり、社員の為に使うお金は投資と考えます。

人的資本経営とは、個々の能力や経験、将来性に着目し最適配置や育成を実施する等人材に焦点をあてて経営する事を意味します。

人的資本経営の仕組み化

優秀な人材(タレント)をいかに輩出できるかが人的資本経営の肝となりますが、以下はタレント輩出を仕組み化する為の手順例となります。

1.人材情報のデータベース化(タレントデータ) ※(1)
2.各ポジションに必要な能力や役割を定義(コンピテンシーの設定)
3.データベースより各ポジションの候補人材を決定
4.個別の育成プログラムを設定 ※(2)

※(1)人材情報のデータベース例
人事管理情報:入社年月日/勤怠/異動履歴/給与履歴
教育研修情報:研修教育履歴
個人特性情報:評価記録/面談記録/業績履歴/キャリア希望

※(2)育成方法例
1on1面談/コンピテンシー教育/テーマ別階層別研修

配置や教育が個々のキャリアビジョンとマッチしている事も重要です。
それがエンゲージメントに繋がります。

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