採用ブランディング
少子高齢化による労働人口の減少や仕事に対する労働者の価値観の変化等により優秀な人材の採用には今後もますます苦労をする事は間違いありません。
この激化し続ける採用競争を勝ち抜く為には自社の魅力を転職顕在層だけではなく転職潜在層にもいかにアプローチできるかが鍵となります。
採用ブランディング
採用ブランディングとは、採用市場において自社を「ブランド化」し魅力を高めること。求職者がこの会社で働きたいと思ってもらえるような戦略的な情報の発信です。
LinkedInの調査によると、採用責任者の82%が採用ブランドは優秀な人材を獲得出来るかどうかに大きな影響を及ぼすと考えており、また職場の魅力を十分に伝えることで、採用1件当たりのコストを最大50%削減出来るとともに、離職率を最大28%抑えることが出来ます。
つまり、採用ブランディングは採用の質を高める事で優秀人材の確保及び定着促進を実現し、結果的に採用における時間と経費を削減する事も出来るという事です。
求職者に伝える自社の魅力(EVP)
EVPとはEmployee Value Propositionの頭文字をとった略語で「従業員への価値の提案」、つまり企業が従業員へ提供できる価値を指します。
キャリア形成支援や組織風土、評価制度、福利厚生等企業によってその内容は様々ですが、求職者への応募動機付け、入社前後のギャップ回避、働く上でのモチベーション、そして優秀社員の定着化にも繋がる重要な部分です。
以下はトヨタ社長のメッセージですが、こちらもトヨタ社で働く魅力付けとなっています。
EVP(自社の魅力)を考える
企業の魅力を考えるフレームワークに4Pがあります。4Pとは以下魅力の頭文字を取ったもの。自社のそれぞれは求職者にとって、また従業員にとって魅力となる様なものとなっているかを確認します。
Philosophy(企業理念):企業の存在意義や在り方を示したもの。ミッション・ビジョン・バリュー。
People(人・文化):どの様な人が働いてどの様な組織風土になっているか。メンバー紹介・企業文化等の発信。
Profession(事業・業務内容):事業を通して世の中に提供できる価値や業務を通して得られるスキル。
Privilege(働き方・待遇):ワークライフバランスや給与面、福利厚生、評価制度等。
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