翻訳プロジェクト/諏訪監督の映画の話など

2010-06-10 08:41:25

意図的に土曜日の午前中は翻訳という型に自らをはめることにした。そうでないかぎり、時間はいつまでも待ってはくれないーーー。 沖縄からノーベル文学賞を出したい!この沖縄の桎梏を世界に発信することをまた念じつつーー。毎週(可能な限り)琉球大の法文研究棟で取り組むことにした。(ネットにアピールする花火のような運動かもしれないが、将来的に多くの沖縄の文芸作品や歴史書、批評書が英語や中国語に翻訳される事を念じつつ)。

版権の問題などがあるが、しかし、前に進みたい! 作家の目取真 俊さんの掌編小説や評論集を英語に翻訳してオンラインでUPするプロジェクトに取り組んでいる。賛同者を募っている。ボランティアのプログラムである!2005年にノーベル文学賞を受賞したイギリスのハロルド・ピンター(劇作家・詩人)のスタンスと目取真さんのスタンスが以前から気になっていて、お二人の比較検証をしたいと考えている。政治と文芸、文化、グローバルとエスニシティーなどがテーマとして浮かぶ。BBCに無視されながらも激しくアメリカの政策にかみついたピンターは残念ながら2008年に他界した。彼の暴力への憎悪は、その超越的なグローバル軍事パワーアメリカに矛先を向けていた。沖縄の置かれた状況はそのグローバルパワーのアメリカと属国日本にからめとられた植民地を生かされている。しかし琉球王府時代の明や清との関係や1609年に琉球に侵攻し収奪を続けてきた薩摩との関係も含め、この琉球弧の中の沖縄島は複雑な舞台の中の主人公を演じてもいる。目取真さんの小説や批評は、21世紀現在の沖縄を表象して余りある!沖縄を世界に発信するプロジェクトである!


<映画の話>

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