フッと浮くような感覚。
ちょっとした違いだったけど
あの大きな喜びは、今も鮮明に思い出すことができる。
「一年前、何を想っていたかな」と思い返す習慣が無ければ、忘れたままになっていただろうと思う。
そういうものは、想像以上に多くあることに気づく。
あんなにまっすぐだった左腕に、少しでも曲がりそうな雰囲気を感じて歓喜したあの頃。あれはあれで楽しかったと思える。あの頃は、仕事は週3ぐらいにして、リハビリに通い、そのまま母が入院する病院へバスで向かう。2月下旬から3月はそんな日々。母は4月2日に亡くなったが、あの一ヶ月半は、とても濃密な思い出。
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