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父と母がよぼよぼなおじいさん、おばあさんになった姿を見てみたかったなと思うこと。

父も母も亡くなりました。

父は三年前、母は一年前でした。

そういえば、去年母が亡くなったときも、今日のように残雪が一気に無くなっていくような、ぽかぽかと春に向かうような日和でした。

不思議なものです。父と母が亡くなったことを寂しいと思うことは減りました。年に数回帰省する程度だったけどまだ生きていたあのときよりも、不思議と今の方が近くにいるような感覚があります。

亡くなったとき、父は68歳、母は72歳でした。まだまだよぼよぼのおじいさんおばあさんという感じは無くて、私の息子たちにとっては当然おじいちゃんとおばあちゃんでしたが、それはしっくりこないまま亡くなったような感覚がありました。


先日、テレビを見ていたら、顔がシワだらけのよぼよぼのおじいさんが映っていました。ふと、「あぁ。父や母のあんな姿は、もう見られないのだな」と、急に寂しい気持ちになりました。

そして、自分が、よぼよぼになった姿を息子たちに見せることは、誇らしいことなのかもな、っていうのが浮かびました。


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