あきらめかけたエースへの道。
今年から中学硬式野球に挑戦している次男。
グラウンドで野球が出来るのも、あと半月程度だろうか。
少年野球時代はずっとピッチャーをやっていたが、最近は、外野手として出場することが多い。
次男は、チームの中で身体が大きく、力も強い。足も一番速い。
でも、ピッチャーとしては、速い球を投げられる選手、打たれない選手は、次男ではなく、小柄な子だったり、女子選手だったりする。
私は、ピッチャー理論をまったく分かっていないが、おそらく投げ方を変え、身体の使い方を覚えれば、素質的には、一番のピッチャーになるだろうと思っていた。
だが、チームの指導者が、息子をあまりピッチャーとして使わないということは、ピッチャーとしての期待度よりも、野手の方が見込みがあるのだろう。おそらく。
中学野球に入った春に思い描いていた息子がエースになる絵は、少しずつ薄らいでいた。
先週、雨で室内練習になった日。息子は上機嫌で帰ってきた。みっちり基礎を教わる機会があったようだが、その中で、指導者たちがピッチングフォームを見てくれたそうだ。
「投球フォーム変えた」
「良くなった」
「すごく褒められた」
グラウンドで試合ができるのは、あとわずか。
今日、練習試合があった。
久しぶりにピッチャーで出場したが、1イニングを崩れることなく抑えられた。
新フォーム、まずまず良い形に見えた。
現在、ピッチャーとしては、5番手か、6番手というところ。
雪深い北海道で、地道な冬練習を乗り越えたその先に、春、どんな姿が見られか、楽しみだ。
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