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最近の自分、写真楽しめてますか?

こんにちは、成瀬です。
最低でも月に一度は更新しようと思っているので頑張って書きます。

苗で育てていたデルフィニウムが枯れてしまいました。
幸い枯れても花は色が綺麗なままだったので、ハサミで2つほど切って「花葬」という言葉(L'Arc~en~Cielが好きな人は知ってるかな)
をテーマに「余白に葬る」という作品に
使わせてもらいました。

題にある通り、フレームの余白を意識してやってみました。どうでしょうかね、。


さて本題です。
ここ最近思うこと、それが「最近の自分写真楽しめてる?」です。

いや、もちろん楽しいことには楽しいんですけどね。

学校に通い始めてはや2ヶ月が経ちますが、
変わらず色んないい作品を浴びていること、
そしてSNSでも色んな人と知り合って、
どんどんいい写真(定義はさておきそう感じる写真)が流れてくること、
そんな中で自分は純粋に楽しんで
写真を撮っているのか、
と思うことがふとあります。
(学校の課題に追われてるってのもありますが…)

SNSを写真メインでやっていると、
どうしても写真の流行りだったり定番だったりっていうのが目に入ってくると思うんです。
今なら例えば「フィルムライク」とか
「シネマティック」とか、
いわゆるエモいと言われるような
雰囲気のある写真ですね。

それらが悪いなんて言うつもりは全くなくて、
そういう性質の写真も
もちろんいいものだと思います。
なんなら自分が普段撮るスナップも、パソコンとにらめっこしてそういった色味に調整していたり、参考にすることが多々あります。

で、そんな時にこちらの展示を見たわけです。

都内の方なら行かれた方もいるんでは無いでしょうか

20世紀の写真の巨匠たちのオリジナルプリントがズラっと並んだ展示、

強すぎる写真にただ圧倒されるばかりでした。

展示されていた中でカラー写真は2枚程しかなく、あとは全部モノクロ。
というから、カラーだとかモノクロだとか
考える余地も暇もないくらいに
圧倒されました。

強い写真を見ていて思わされるのは、
まあ自分の写真の弱いこと弱いこと...

いい色を求めるのは決して間違いではないです。
色は人の心理に大きく影響を与えるものなので、
使い方は凄く大切です。

ただ、色だけを見てしまっていないか?と
時々立ち止まってみないといけないな
と思います。

この写真だけはフィルムでの写真です。
確かに色は綺麗。
フィルムで撮る時は特に光の綺麗さに
敏感になっているかもしれない、
フィルム写真だと結果にそれが顕著に出るからね。

確かにちょっとばかし"いい色の"写真ではあるかもしれません。
でも果たしてそれは「いい写真」にはなるんでしょうか。
少なくとも全然強くは無いですよね、、、。
もちろんいい色が出ている=綺麗な光を撮れているという解釈も出来るので、
写真をやる上では重要なのだけれど、
色を見すぎて写真全体の良さ、
強さを見失わないよう、
気をつけなくてはなりませんね。


それから、
自分は実はスナップよりも、
作品を作る方がスタンス的に
向いているんじゃないかと最近思います。

自分はよく(?)講師の方にも
「考え過ぎててつまらなくなっちゃってる」
とか
「頭をもっと柔らかくしよう」
とか言われるんですね、

でもじっくり光の当て方とか、構図とか考えて、
綺麗な写真が撮れた時って
嬉しいじゃないですか。

冒頭のデルフィニウムの写真もそうですが、
背景こうして、こっちから光当てて、どう配置して......
と色々考えた結果、綺麗な写真が出来たら嬉しいですし、何よりそうやって撮っている時の方が自分は写真を楽しめている気がする。

色とかはその後でいいんですよね、その写真にまずは自分の写したいものを写せていれば、
その後に表現を深めるためのスパイスくらいの
感覚で。

自分は多分その色々考えて撮る姿勢っていうのを日常のスナップに持ち込んでしまって、
それでつまらない写真になってしまうのかなと
思いました。

もっともっと感覚的に撮るということを
しなくてはなぁと思ってたところ、
初めてちゃんとモデルさんを呼んで、
ポートレートを撮る機会がありました。




これが面白かったですね。
普段動かないものばかりを撮るスナップとはまた違うし、物の作品撮りのようにじっくり状況を固めて撮れる訳でもない。(スタジオでのポートレートとはまたちょっと違うと思いますが、)

ある程度状況を考えて、あとは撮る相手との半分アドリブセッションのような感じで
ひたすら集中して撮る、
という感覚が結構新鮮で面白かったです。
(まあ光の当て方、フラッシュの設定など難しく、失敗も量産してしまいましたが…。)

今までは正直あんまり人を撮るのは
得意じゃないなと思っていたんですが、
面白いかもしれない。。。
と思い始めてしまったので、
今後もっともっと人を撮るのも
挑戦してみようかと思います。

いい色、光にこだわるのももちろんですが、
いい瞬間、1枚絵を撮るという写真の本分を
その日思い出せたような気がします。

自分でも長々何書いてんだという感じが
するのでそろそろ終えます。。。


「いい写真」を探す旅は永遠に終わりませんが、
6月からは学校でもスタジオワークが始まるみたいなので、より実践的な技術を身につけ、
その答えに近づけていけたらなぁと思います。
言語化出来るかどうかは分からないけど、
パッと見ただけうわぁとなる強い写真を目指して。

どうでしょうかみなさん、
自分が撮ってて楽しい写真撮れてますか。
SNSで流れてきている綺麗な写真を
そのまま丸呑みしてしまってませんか。

これからも写真、楽しんでいきましょうね。

P.S.
先日神田明神で行われた奉納女子プロレスを
観戦、撮影してきました。
プロレスを見るのは初めてだったのですが、
選手たちの勢い、力強さ、格好良さ、
確かにこれはハマるなぁという感じで、
面白かったです。
日常に刺激が足りない方、見てみてはいいかもしれませんね。

神取忍選手(上)とダンプ松本選手(下)


成瀬

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