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【紹介】職業体験ができる本~調律師

トーン。
トーン。
ハンマーが一本の線に触れる。

【調律師】

ピアノの調律や保守管理を専門に行う職業。
ピアノができるだけ美しく音楽を形にできるようにしている。
弦の張りを調節し、ハンマーを整え、波の形が一定になるよう、ピアノがすべての音楽とつながれるよう、調律する。

【仕事内容】

一般家庭、学校、コンサートホールのピアノの調律を行う。
予約が入り1家庭2時間程度かかる。
年に一度程度のことだが、直前のキャンセルが多い。
自宅に他人が来て2時間も作業することが負担になるのだろう。
掃除や料理などをしてはいけないと思っているのだろう。

【やりがい】

調律師はピアニストを想い、一番良い音がでるように調律する。
ピアニストを喜ばせる。
さらには観客のことも考える。
部屋の広さや天井の高さ、どこにどれくらいの人が入るのか。
どんなふうに音が広がるのか。
考えながら仕事をする。

【まとめ】

確かに子供の頃、うちにもきていた。
何も考えずに見ていた。
調律師。誰のために、何のために存在するのか。
登場する調律師たちの考え方がわかった。

宮下奈都著 「羊と鋼の森」
なぜ「羊」と「鋼」の「森」なのか。

現在 Kindle Unlimited に登録されている。
本屋大賞の本が、読み放題で読めるなんて。