シェア
こうめい@なるぱら
2016年5月8日 05:19
食らえどもその味わいを知らず―食而不知其味―[原文](大学)心不在焉、視而不見、聴而不聞、食而不知其味。[書き下し文]心焉こに在らざれば、視れども見えず、聴けども聞こえず、食らえども其の味を知らず。[原文の語訳]上の空であれば、ものを見ても見えず、聞いても聞こえず、食べてもその味がわからない。[解釈]何事も集中し、心の目(心眼)で感じなければ理解することができないというこ
2016年4月29日 04:34
険を見て能く止まるは知なるかな―見険而能止、知矣哉―[原文](易経 彖伝上・下)彖曰、蹇、難也、険在前也、見険而能止、知矣哉。[書き下し文]彖(たん)に曰く、蹇(けん)は、難也、険(なや)み前に在るに、険を見て能(よ)く止まるは知なるかな。[原文の語訳]蹇卦は難の卦で、前方に迫る、危険を察知したら、進むのを見合わせて立ち止まるのが人の知である。[解釈]できる人は危険を察知
2016年4月28日 05:09
君子は必ずその独りを慎む―君子必慎其独也―[原文](大学 伝六章)所謂誠其意者、毋自欺也。如悪悪臭、如好好色。此之謂自謙。故君子必慎其独也。[書き下し文]所謂その意を誠にするとは、自ら欺く毋きなり。悪臭を悪むが如く、好色を好むが如し。これをこれ自ら謙くすと謂う。故に君子は必ずその独りを慎むなり。[原文の語訳]君子は必ず誰にも見られていない独りの時にこそ、その言動を慎む。[