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インフルエンサーをフォローしない、という選択。

一緒にポッドキャストをやっている夏目さんという人が前にちょっとだけ良いことを言っていた。

「Twitterで得られる情報っていうのはフォロワーで決まるんじゃなくて、フォローしてる人で決まる。だからフォローしてる人は定期的に入れ替えたほうがいいですよ」

たしかに普段見ているタイムラインの中身というのはフォローしている人がすべてだ。

みんなフォロワー数とかを気にしがちだけど、フォロワーの発言なんてタイムラインには一切出てこないわけで割とどうでもいい。

ということを考えながら、数年ぶりに入れ替えてみた。テーマは「インフルエンサーをフォローしない」だ。

要はフォロワー数が多い人を、あえてフォローしないということ。SNSの有名人を一掃してみる。

その結果どうなったか、以前、ポッドキャストにゲストに出てもらった紫原明子さんと話した。

僕は650人をフォローしていたけど、「フォロワー数5000人以上の人」を外してみたら300人も減った。フォローしていた人の半数が「5000人以上のフォロワー」を抱えていたらしい。多いのか、少ないのかはわからない。

これでしばらく過ごしてみてわかったことがいくつかあるので挙げていく。

1.リアルの友だちがいなくなった
2.会社の同僚もだいたい消えた
3.フォロワーが多い人のツイートは自然と回ってくる
4.みんなが話題にしているツイートは依然として表示される
5.代わりに誰をフォローすべきかが難しい

1については僕の友人たちは昔からTwitterを使ってるので自然とフォロワー数が多かったんだと思う。2は仕事柄ということだろう。3はだいたい想像できる通り、公式RTでまわってくる。

しかし4は困る。Twitterさんのおせっかいのせいで、「トップツイート」とかいういま話題のツイートだか、誰かがいいねしたツイートだかがガンガン表示されている。

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そういうのから離れるためにフォローを外したというのに困ったものだ。Twitterを開くたびに設定に「最新ツイート表示」に切り替えている(切り替えてもいつのまにか戻る)。

そして5。じゃあ代わりに誰をフォローすればいいのか。それもなかなか考えると難しい。

「おすすめユーザー」という人々が表示されるが、自分が日々眺める風景をアルゴリズムに決められたくない。

自分に関連があるとか、みんなが話題にしているとかそういう問題じゃないんだ。もっと無意味に楽しいものを見ていたいのである。

だからこの記事にはとても共感した。 

いまのTwitterは何がダメのでしょうか。それは意味がありすぎることです。Twitterを使っている人類たちは、みんな言葉を尽くして意味を出していこうと奮闘しています。しかしそれではよくない。Twitterは意味が無ければないほどいいのです。

記事では「タイムラインに無意味を伝える珠玉のbot」が多数紹介されている。

こういうのがいいのよ。


ちょっと話が逸れたけど、みなさんも定期的にフォローしている人を見直すといいと思います。

他人と同じ話題ばっかり追ってるなぁとか、同じ顔ぶればかりみて飽きたとか、最近ネットがつまらないとか、気分転換をしたいという人は思い切って入れ替えていきましょう。

紫原明子さんもやってみたら良かったそうです。

なんとなくだけど、まずは5000人以上フォロワーのいる人を全部フォロー解除するのがおすすめ。

食べログの3.1点〜3.2点あたりに知られざる名店が多いのと一緒で、フォロワー数も1000未満くらいの人が一番おもしろいのかもしれない。

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