ブラームス弦楽6重奏 第1番 第2楽章 動機(モティーフ)について
第1楽章はモティーフにより曲が作られていることがわかっていると思います。
第1楽章で出てきたモティーフが果たして他の楽章にも影響を与えているのでしょうか?
具体的に見てきましょう。
第2楽章冒頭のチェロ2番の進行を見ていきたいと思います。
D-Cis-Dと半音下がって戻ってきています。
もしブラームスが当時(ロマン派)の他の作曲家を同じように単に官能的に曲を作りたかったら、このチェロ2番のパートはおそらくD-Cis-Cの半音進行となっていた、と思います。
それをあえてD-C