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ここ最近発見された新種の海洋生物5選

現在、世界では様々な動物が新種として発見されています。しかし、未だに世界の生物の86%が名前がついてないか、まだ見つかっていない生物だと言われています。そして今回は、ここ最近発見された海の生物を紹介していきたいと思います。


北海道で発見!体の半分の胸びれを持つコンニャクウオ

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引用 アクアマリン福島

この魚は北海道の知床半島で発見され、2020年に京都大学とアクアマリン福島の共同研究で公表された魚です。写真のように胸びれをひらひらされる姿が美しく、乙姫を思い出されることからオトヒメコンニャクウオと名付けられました。

胸びれが体の半分あるって本当?

本当です、この魚は他のコンニャクウオとは違い、鮮やかなピンク色で、体の半分にも及ぶ大きな胸びれがあるのです。体の大きさは30cmなので、胸びれが15cmあることになりますね。

この魚はエビを餌とし、普段は流されないように大きな吸盤で岩にくっついています。


身体中が発光するという小さなサメ

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引用 アテンナ

この魚は、メキシコ湾でマッコウクジラの調査中に発見されたもので、その後2019年に論文『ズータクサ』によって公表されアメリカンフクロザメと名付けられました。

他のフクロザメとは何が違う?

このフクロザメは他のものとは違って、小型で頭部が丸みを帯び、胸びれの上部に袋状器官を持っているという変わった性質があり、そしてなんといっても全身に無数の発光器があることがこの魚の最大の特徴で、この発光器で餌となる魚をおびき寄せ食べるという捕まえ方をしているようです。


ゼラチン状の半透明の深海魚

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引用 カラパイア

この魚は2018年にペルー沖とチリ沖に横たわるアタカマ海溝の水深7500mで発見された深海魚です。この深海魚はクサウオ科の仲間であることはわかっているものの、未だ学名は付けられていません。

どうやって7500mに住むことが出来ているの?

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引用 カラパイア

先程、この深海魚は水深7500mのところで住んでいると言いましたが、水深がそこまで深いと相当な水圧がかかるため、その水圧にうまく適応しなければならないのです。その為、この魚はゼラチン状の構造をすることによってその水圧から耐えているのです。


南アフリカの荒々しい海で極小タツノコトシゴを発見!

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引用 ナショナルジオグラフィック

この生物は2020年、南アフリカの海で発見されたというピグミーシーホースの新種です。

生息場所がおかしい?

ピグシーミーホースはほとんど全てが、東南アジアからオーストラリアにかけてのコーラル・トライアングルから発見されました。しかし、今回はそこから8000㎞離れた南アフリカで発見されていてインドやアフリカ近海からの発見は初めてと言われています。


ジンベイザメの口の中から発見された!?エビの仲間の生物

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引用 モンガバイ

この生物は、2017年に数人の科学者によって発見され、その形はエビやノミに似ていると言われています。

発見された場所がおかしい?

実はこの生物が発見されたのはジンベイザメ鰓耙(エラの部分)だったのです。その後はジンベイドロノミと名付けられ、新種として認定されました。ジンベイザメの口の中で見つかった理由は、ジンベエザメの口の中は、通常呼吸をするのに必要な新鮮な海水や、食糧が入り込んでくることから、彼らにとって生息するのに適した環境になっているからであると考えられています。


最後にまとめ

現在も世界中で新種の生物の調査が行われているようです。今回見てきた海洋生物の中でも深海の生物はまだ謎が多く残っており、今も新たな発見を求めて研究が行われています。この記事をきっかけに、海洋生物や新種の動物に少しでも興味を持っていただけたら幸いです。


参考文献


























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