「新世界より」が素晴らしい
最近、ドヴォルザークの交響曲第9番「新世界より」(の第四楽章)をよく聴いています。
私は別にクラシック音楽が好きなわけではなく、なんならヘヴィメタルの方が好きですが、「新世界より」は最近ある配信で聴いてから好きになってしまって聴きまくっています。
その「ある配信」というのは、新クトゥルフ神話TRPG『新世界より』お披露目配信のアーカイブです。
私はTRPG配信を見るのが好きです。最近は通勤に2時間以上かかる現場での仕事が多く、車での移動時間が長いため、移動中にYoutubeを流して音だけで楽しんだりしています(画面を観なくても結構楽しめる)。
TRPG「新世界より」はTRPG配信者として人気のディズム 氏とまだら牛 氏の共同制作シナリオで、前々から気になっていたシナリオでした。それを通勤時間に少しずつ流していたのですが……非常に素晴らしいセッションでした!
「新世界より」は1490年代末期・ヨーロッパを舞台としたシナリオです。
イントロダクションには以下のように書かれています。
このシナリオはプレイヤー5人で挑むシナリオで、お披露目配信では以下の5人のプレイヤーが参加しました。
・井上優 /“隻眼の”リスイ・オスコー 役
・上田悠介 /“金髭”テューニ・クスト 役
・平田裕香 /カノア 役
・小ka栗ショーン /“天蚕王”劉紅(リュウ・ホン) 役
・川村海乃 /“海の乙女”レヴィ・メルビレイ 役
井上優さん、上田悠介さん、平田裕香さん、川村海乃さんは俳優や声優のお仕事をされている演技のプロフェッショナルたちです。俳優の方々の演技(ロールプレイ)はさすがの迫力で、場面毎の真に迫った演技が印象的でした。
小ka栗ショーンさんはディズムさんと同じく配信グループ「驚天動地倶楽部」の一員でTRPG巧者なので、俳優さん方とは違った面白い立ち回りでした。
TRPG配信の一番面白いところは「結末が決まっていない」ということだと思います。
シナリオの大筋は決まっていても、それでどのような結末になるかは、プレイヤーのロールプレイとダイスロールにかかっているので、どう展開するかはプレイヤーもゲームマスターも視聴者も誰も分かりません。
しかも『新世界より』は高難易度シナリオで、ダイスロールによってはあっさりキャラクターがロスト(死亡)したりゲームオーバーになる可能性が高いシナリオというのが視聴していて分かりました。「ここ失敗したら終わりや!」という土壇場を神がかったダイスロールで切り抜けたり、直前のカッコいいロールプレイがあったのにダイスロールで失敗してしまうなど、予想がつかない展開にしかならないことも面白いです。
『新世界より』の宣伝をしたいけど、TRPGはネタバレをしたら全く楽しめなくなるので難しい……。
とにかくシナリオの重厚さ、プレイヤーのロールプレイのすごさ、状況にあったダイスロールの熱さが尋常じゃなかったです。是非多くの人に見てほしい。
ところで、上記のドヴォルザークの方の「新世界より」はシナリオのクライマックスシーンのBGMとして流れてきました。シナリオ中最大の盛り上がりの場面で流れるクラシック音楽ってなんであんなに鳥肌立つんでしょうね。
そういえば、エヴァンゲリオンTV版でカヲルくんのシーンで流れたヴェートーベンの交響曲第9番第4楽章も鳥肌立ったなぁ。
『新世界より』のセッションは何回か回されてるのですが、お披露目配信があまりにも良かったので他のセッションは視聴できていません。もう少しこの余韻に浸りたい……。
最近あまりに頭の中で「新世界より」が流れるので吐き出しておきたくて書きました(笑)
本日は以上です。スキやコメントいただけると嬉しいです。
最後まで読んでくださりありがとうございました!