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#21 エゴまみれの憧憬

昨日、ユレニワという憧れのバンドのラストライブに行った。
ラストライブなんてものは人生で経験しなくて良いものの内の1つだとは思うが、経験してしまった。

ユレニワのライブ自体は二度目で、なんだそんなに好きじゃないんだと思うかもしれない。
実際、それを否定できるほどとりわけ好きって訳ではないのかもしれない。
大好きな曲は数曲程度、僕の宝箱「プレイリスト オブ 神」全476曲、今も増え続ける宝物達の内の精々5曲。普段から聴いているという訳でもない。

そんなバンドのラストライブに行った。筆を取るには訳がある。

僕のスタンスとして、好きな曲が数曲あればそのバンドのライブに行く動機になり得る。
で、初めてライブに行ったあの日。
衝撃だった。
ライブの圧巻さは言うまでもないが、その端々に散りばめられた努力の数々。ライブを曲を披露するだけのもので終わらせない、その努力が今まで見たどのバンドよりも目に見えたし、それが途方もなく美しかった。本当に美しかった。

あの日くらいには僕はバンドに加入していて、自分の思い描く最高のライブがしたい!という目標を達成するために、それなりに本気で音楽活動に臨んでいた。
しかし、ミュージシャンの世界に足を踏み入れたばかりの、言わば赤子。
"自分の思い描く最高のライブ"がいかに稚拙なものだったのかと思い知った。
いやぁ悔しかった。僕らだって良い音楽、良いライブをしていると思っていた。それが、まだまだやれることあるだろ?と思い知らされた。
そして、格下ながら、交流もないくせに、勝手にライバル意識を持った。

そんなバンドがある日、突然の解散宣言。

ユレニワに勝つ。それが金輪際叶わないことが決定した日だった。
急いでラストライブのチケット買ったなぁ。なけなしの金を叩いて。

ライブ中に感じたことはたくさんあるけど、それは今後の活力にしていくので、秘密にしておく。

そんなこんなで、ライブが終わり、ユレニワは解散。
勝ち逃げだ、なんて言える立場じゃない。対バンしてちゃんと負けたことすら無いのだから。
一度も勝つことも負けることも出来なかった。非常に悔しい。
あまりの悔しさに、ここで初めてユレニワのこれまでをSNS等を通じて少し遡った。
そこでも彼らは凄まじい努力が見えた。そして、その裏にはたくさんの愛と、たくさんの人からの愛が見えた。
たくさん愛を与えてきたバンドなんだなと知った。ゆえに、たくさんの人から愛されたんだなと知った。

バンドにはたくさんの可能性があるということ。愛は与えて初めてもらえるということ。そんなバンドでさえ終わりがあるということ。何もかも思い知らされた。
鼻の奥がツンとする感覚、これもまた彼らから教えてもらったこと。

背負う、なんて間柄でもないし、そんな度量を持ち合わせてもいない。相手は憧れたバンド。
だけど、もらったものは忘れない。ずっとずっと忘れない。今後も彼らを忘れずに活動していく。解散してしまっても僕はずっとずっと意識して活動していく。これは約束とかではなく、もはや避けることができない。本当に、本当にそれだけ偉大なバンドだった。

勝手ながら憧れたこと、そしてこれからも憧れ続けることをどうかお許しください。
7年間、本当にお疲れ様でした。



〜おまけ〜

僕なりのお別れの言葉を綴った文章におまけ付けるのはどうかな〜と思ったんですが、最後に前を向きたいのでやっぱり今回も付けさせていただきます。

melt into the cream、いい感じです。少しばかりファンもついてきました。これまで関わった全ての人にとって自慢のバンドになれたらと思うし、なっていけると思うし、てか、なる!
ま、あんたらの自慢のためだけになんかやってあげないんですけどねっ😘

やるべきことをやる、こりゃあ当たり前のこと。まぁ当たり前のことが実は一番難しいんですけどね、それをこなしてさらにやれることをひたすらやる。そういう姿勢でテッペン目指してくんで今後とも応援よろしくお願いします😘

てか、そういう姿勢じゃなきゃ誰も応援したくないよね!だらけてそうな時は遠慮なく叱ってください。

このnoteの今後のスタンスとして、バンドにもっともっと注力するため、僕の音楽活動を中心に最低月1ペースで更新していこうと思います。

数少ない読者の方々、僕の文章の何で読んでくれているのか僕自身よくわかってないですが、そんな感じになってくのでバンド共々楽しみにしていただけると幸いです!いつもありがとうね😌

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