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第22話 賛同してくれる仲間を集める

田舎で起業!本当にできるの?プロジェクト

「田舎で起業!本当にできるの?」プロジェクトをおさらいしよう。

【目標】2023年4月、多古町に根ざした新規事業をスタートする
【条件1】元々経営している株式会社CASTとは別の事業とする
【条件2】多古町の方々の力をお借りする
【条件3】資金ゼロからスタートする

このプロジェクトをスタートしたのが2022年10月。最初はどんな事業をやるか全く決まっていない段階からのスタートだったが、ここまでのところで多古町のラジオ局を開局すると決断!そして後戻りできないように法人を設立した。ここからは実行段階に移行していく。

企画段階から実行段階へ

たくさんの人を巻き込んでこそ成立する事業

企画を練って、事業計画書を作成し、補助金の申請。そして法人の設立。準備は整った。ここまで来たら、あとはとにかく開局に向けて仲間を集めていかなければならない。なぜなら、ラジオ局は1人では運営できない。ラジオ局はたくさんの人が参加してこそ成立する。
このプロジェクトの【条件2】でもある「多古町の方々の力をお借りする」は、よりたくさんの方々を巻き込むことを想定している。これには色々な意図があって、僕の自分自身に対する甘さ対策でもあった。
これまで動画制作の会社を約3年やってきたが、いろいろな方に支えていただきながらも独りよがりになっていた部分が多くあった。だからこそ、今回取り組ませていただく事業はよりたくさんの方々と一緒に進めたいと考えていた。独りよがりになってしまうと、自分の気分次第で継続の意志が変わってしまう可能性がある。法人を設立したのと同様に、たくさんの方を巻き込ませていただくことで後戻りのできない状況を作る必要があった。
だから、このプロジェクトを進める上で初期段階からできる限りたくさんの人に意見を聞かせてもらって、出てきた答えに対してアプローチすることを決めた。
正直、僕は話が苦手である。コミュニケーションが得意とは言えない。できることなら1人で黙々とやりたいことに取り組んでいる方が、よっぽど落ち着く時が多い。しかし、そのままでは今までの人生のまま変化なく時間が過ぎていく。どんどん変化して、新しいことにチャレンジして、自分を変える。人生を変える。そんなミッションが、このプロジェクトの個人的な目標でもあった。

相談させてもらった人に報告とお願いをする

これまでに相談させてもらった人にまた打ち合わせの予定を取り付けた。以前に多古町で求められているものは何かを聞かせてもらっていたが、「ラジオ局をやる!」と決断してからまだ報告できていなかった。準備が進んだ今、しっかりと報告させてもらった上で今後の活動を応援してもらいたいと考えた。
元々多古町に縁があったわけではなかったので、たくさん相談させてもらったとはいえ僅かな人脈の中でご縁をいただいた方々だった。ラジオ局を開局するにしては、きっと少ない人数だったに違いない。しかし、僕にとっては多古町で活動するために貴重な人脈だった。
報告させてもらったところ、「ラジオいいね!」という意見もいただき「マネタイズするには・・」と親身になって細かい部分を指摘してくださる意見もいただいた。本当にありがたいと感じた。多古町は、人の良さがウリだと思っている。頭ごなしに否定するのではなく、まずは応援してくれる。快く受け入れてくれる。そんな町だと感じている。その期待に応えなくてはと、体が勝手に動くのを感じた。
どうやって継続していくかの細かいご指摘に関してはしっかりと詰めていくとして、とにかく相談させてもらった方々はみんな応援してくれることになった。

セミナーでお話しさせてもらい認知度を高めて仲間を集める

ラジオ局をスタートするにあたり、事前にセミナーなど多くの方々に対してお話をさせてもらう機会が必要だ。これを書いている今、改めて考えると「ラジオ局開局説明会」のような触れ込みで開催すればよかったのではと思うが、この時期に僕は「起業セミナー」を開催した。
なぜ起業セミナーにしたのかというと、起業に関わる人たちのコミュニティづくりがしたかったからである。このプロジェクトを進行するにあたって僕が立てた仮説は、

「みんなが仲良くなるきっかけが欲しい」

という仮説だ。ここでいう「みんな」とは、新しい活動を始める方や、すでに始めている方である。そういう方が横の繋がりを作ることで、自分一人で活動しているところから次のステップへのきっかけとしてこの事業でお手伝いできたら良いなと考えた。だからこその起業セミナーだった。

起業セミナーでは10名ほどが集まり、事業アイデアをワーク型で考えてもらいつつ僕の起業ストーリーをお話させてもらった。セミナーの最後に「たこみんFMを開局する」ことを発表させてもらい、参加してくれた方々にも関わっていただけるようお願いをした。

また、多古町のラーメン屋さん「みんなのらぁめんバンブー」では、「夢ひろがる講座」というセミナーイベントを開催し始めていた。ありがたいことに、「なるチャンにも夢を語ってほしい」というお話をいただき、子供たちに向けて「多古町のラジオ局を開設します!」と夢を語らせてもらうセミナーを開催していただいた。そこでも、参加してくれた子供たちやその親御さんに応援してもらうようお願いをした。

自転車も車も、事業だって漕ぎ出しのパワーが必要

1分1秒無駄にしないように全力で取り組む

会社を2つ経営するのは初めてのことである。しかも、1つ目の会社は約3年で、軌道に乗ったとは言えない状況。しかし、始めてしまったからには後戻りできない。家族との時間も確保しておきながら、1秒たりとも無駄にしないように全力で取り組む。
僕は、苦手なことが多い。時間の使い方、タスク管理、コミュニケーションなど経営者にとって必要なスキルが実は結構苦手である。
自分の人生にまだまだ納得がいっていないことが多いのは、この辺りのことがネックになっているのではないかと思っている。だからこそしっかり向き合っていくべきだと思う。
苦手なのは、単純にこれまで機会が少なかったからだろう。苦手なら、同じことを繰り返して体が勝手に動くレベルにしてしまえば良い。

新しいことに取り組むのは大変。でもその後の達成感を味わいたい

苦手なものはあるけど、僕は新しいことに取り組むのが大好きだ。チャレンジするのが大好きだ。その後の「継続する」という部分は経験を積み重ねていく必要があるが、得意な「ゼロイチ」を楽しんでいきたい。この「ゼロイチ」は、正直大変。でも、その「ゼロ」を「イチ」にできた瞬間の気持ちよさ、達成感を味わいたい。その達成感を味わうためには、行動しかないのである。

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