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幼稚園選びがふりだしに戻った話

こんにちは。LivingAnywhereのなるあやです。

先日子供の運動会があり、ふと1年前のことを思い出していました。
みなさんの1年前の記憶は何でしょうか?

どうやら調べてみると、世界はラグビーW杯で熱かった。何か前世のような遠い昔の記憶…

その頃の私の頭はラグビーどころではない。

幼稚園幼稚園幼稚園幼稚エーーーーーン!!!!!涙

と、幼稚園選びのことで頭いっぱい(;Д;)

ちょうどこの時期、ようやく願書をゲットしたお母さんが、ひっそりどこかで悩んでいるのでは…とふと思い立ち(遅いとは思うのですが)謎の使命感で、急ピッチで書き始めたのですが

今書きながら、ゴールに辿り着けない予感しかない。。。2部構成にします。

今日は第1部。どちらかというと、お母さんではなくお父さん向けの話を。

子供の幼稚園。どうやって決まるかご存知でしょうか。
正しくは「決まる」のではなく「決める」んですが、私は素で ”何となく勝手に決まる” ものだと思ってました。無知でした。

なぜ勝手に決まると思っていたかというと、公立の小学校って、区域が決まってるじゃないですか。幼稚園もそんな感じなのかな、と。

大体ここ住んでたらここ行くよね、がある。
近所の幼稚園、いいところだといいよね。

そういう感じかなと。

住むとこによるんだと思うんですが、私は2つの居住地で、続けてこの期待を大きく裏切られました。


私は2年半前、東京転勤を機に久しぶりに関東に戻り、夫の通勤の便、かつ私の実家への帰りやすさで選んだ 某タワマン街で有名な地 に引っ越してきました。去年、台風被害で水没してしまったこの街。

よく電車でも通過してたし、ネットでもよく見かける名の知れた街。
しかし、住んでみてリアルに分かることが山のようにあります

ここ、めちゃくちゃ幼稚園に熱心な方が多い。市外へ越境する方もちらほら。そういえば、この地域限定で幼稚園情報に関するブログがありました。しかも、そのブログに取り上げられているのって、特別な私立幼稚園だけでなく、我が子が通う可能性のある幼稚園全てでした。


”○○幼稚園プレ情報” 
”もしも希望の幼稚園に落ちてしまったら?”
”面接に適した服装とは?”

……幼稚園に落ちる????

これ見てびっくり。
「悲報。コレはまさにお受験…(わたしゃそんなつもりはなかった)」


ところで幼稚園というと必ず事前に耳にするプレって一体
プレとは、2〜3歳児(年少の一つ下)が通うお試し幼稚園みたいなもの。
最初は親子が一緒に通うケースもあったり。段々、幼稚園生活に慣れるというのが目的です。

行かせたいと思う幼稚園が既にあり、その園がプレをやっている場合、お子さんが保育園に行ってない場合(そういえば最近、保育園から幼稚園に転園するケースも結構耳にします)は、1年位前からそのプレなるものに行かせるのがどうやら主流のよう。

で、ここでうっかりしてしまうと、優先権という ”黄金の権利” を知らぬ間に失ってしまうことがあるんです。優先権とは「入園に有利である」ということ。故に、プレの予約時期は心から要チェック

他にも兄弟枠近所枠なんていうのもあったりすると、近所ではない、かつひとりっ子家庭の場合は、余計に焦ります。あとは各種イベント参加も優先される要素だったりするため、都度都度ホームページをチェケラな毎日。チェケラ前にママ友から「○○の日程出てたねー!」と言われた日には、「情報早っ!!」と内心思いつつも「まじで!教えてくれてありがとう!すっかり忘れてた!」と感謝を伝えて

ああ…また出遅れてる…?

と無駄にプチ凹み。

行かせたい幼稚園にプレがないケースもあり、そういった場合のこの街のお母さん方は、子供を少しでも早く幼稚園生活に慣れさせたいと考えるべく、幼児教室なるもので代用することも多く、その幼児教室の入園受付(=幼稚園入園前の秋の、そのひとつ前の秋)もあっという間に満員に…

幼稚園を決める前の、動きの速さ、情報格差、恐るべし…

(補足)最終的に幼稚園活動が終わって分かったことですが、私の周りはほとんどが面接に落ちることなく、希望通りの幼稚園に行けている印象を受けました。そこまで焦ることなかった?が結果論的な感想。ただし何と言っても子供が急増中エリア。近所には臨時の小学校が建っていて、常に色々な情報がお母さん達の間で行き交う生活をしてみると、やはり油断できないというのが正直な感触でした。あとは、この地に転勤してきて、年度の途中から通うことになると、近所の幼稚園が全然空いてなくて、ちょっと遠くまで登園することになるという話を耳にしたことがあります。やっぱり焦る。)


幼児教室の話に戻ります。お父さん、読むの止めないでね。

私は幸いそのママ友繋がりで、そのプレ代わりになりそうな幼児教室の情報をいただき、即見学予約した際には、希望する曜日クラスが残り1、2名とのことでギリギリセーフ。見学前に慌てて押さえさせてもらいました。

ひとまず、ここ幼児教室に通わせてれば、行く末安泰…!!
先生もベテランで、幼稚園情報にとっても詳しい。
親身に我が子を見てくれていたし、親子分離もきっと大丈夫。
また一つ、自分以外に育児に100%向き合ってくれる環境を得られた感動の喜び。

ああ、ここに辿り着くまで長かった。頑張った私。
そして…本当にママ友ありがとう!!
不安は我が子が無事に成長するか、のみ。
さあ、幼稚園どこにしよう。やっぱりAかな、それともBかな。

そういえば、近所の幼稚園Cはお勉強系の色が強いらしい。何かちょっと思ってた幼稚園イメージと違う。。


ある日、ようやく通い出した幼児教室で、初めての母の日のプレゼントを作って帰って来て、ほっこり感動したことがありました。

ああ…お教室はこんなことまでしてくれるのか。
ギリギリだったけどほんと通えて良かった…!お母さん嬉しい。


母の日プレゼントや、子供の初めての制作物を壁に飾っては時々眺める日々。


そんな幸せでいっぱいの壁を背後にしながら、ある金曜日の夜。夕飯を食べてた夫がいきなり言い出した。


「明日、もし暇だったら、内覧に行こうと思うんだけど」


「・・・は(笑)?」


あまりにもスットンキョン過ぎて、ひとごとのような笑いが噴き出す。
てか今、久々にスットンキョンというワード使った。
正しくは ”素っ頓狂” らしい。知らなかった。

とりあえず私の頭は、当時を思い出しても理解不能ハテナ状態
混乱の後に、最速で一生懸命絞り出された一文字「は?」

おとうさん、内覧ってなあに?
今の生活と引っ越しがあまりにも結びつかない。
転勤はもう少し先のはずでは。
友達が家買った時、何気なく聞いたら
「家はまだ買わない!今じゃない(`・ω・´)キリッ」
ってこの前(結構強気で)言ってたような。

…話を落ち着いて聞くと、どうやら

ずっとずっと、無意識にチェックしてた物件があったらしい。
旦那は気づかぬうちにそいつに恋をしていた。

最初は見てるだけで良かったんだけど、どうやらその娘に会えるチャンスが出来たみたい!(=内覧開始)。僕、会ってみたい。今しかない。って。


「へ?」


とまぁここから私の怒涛の「幼稚園選びふりだしに戻る」がじわじわスタートするわけです。

今日言いたかったことは

いつかどこかに移住してみたいなー
拠点移したいなー
引っ越したいなー
田舎帰りたいなー…

と密かに夢を抱く既婚者さん(今回は旦那さんバージョン)に聞いて欲しい。


急に恋に落ちるケースもあろうかと思うんです。が。

家族が今、どんな暮らしをしているのか、各々がどんな未来を描いているのか、日頃から知ることを怠らずに、夢を描いて欲しい。

奥さんは裏で、あなたには見えてない大切なものを数々感じながら、時間と苦労と努力を積み重ねて生きている。お子さんにもお子さんの世界がある。あなたは一人ではない。

しかも、ちょっとどんな反応なのか、夢の話さらっとしてみよう!
レッツ、トライ!くらいじゃダメだ。
割と本気で。僕の気持ちを聞き流してないことを確認して。
今日からじっくり会話をしよう。子供にも聞いてみよう。
ねえ、こんな生活どう思う?って何度でも。

…そういえば私は確かに、通りがかりの車中から現地を見せられてはいた。後で思い出したけど。まさかそれが本気のかけらだったとは…。気がつかなくてゴメン。(もっと上手に伝えて)


きっと話せば理解してくれたり(くれなかったり)すると思うけど。
開口一番「は?」って言われないように、言われても、頑張って。

夫:頑張るのめんどくさい。間に合わない。止めた。これは本気じゃない。子供の環境を大事に。妻のご機嫌を大事に。これが俺の人生。
(…もしくは強行突破して、妻の不機嫌大爆発!)

ふと思う。そう思っちゃう(…やっちゃう)人が多いのが日本なのでは。

LivingAnywhereは、そんな、あらゆる人の 恋(?)、夢を「は?」とか「へ?」とか言われたり、思われたりして諦めるのではなく、時期が来るまで黙って寝かして、チャンスを逃すでもなく、実現するための様々な課題を解決出来る存在でありたい、と思っています。


Living Anywhereとは??

「自分らしくを、もっと自由に」をテーマに、様々なテクノロジーによって水、電気、食料、通信、医療、教育、仕事など、人にとって必要不可欠なものが地球上どこにいても手に入る世界へアップデートし、ライフラインの限界から解放された本当の意味での自由な生き方の実現を目指すプロジェクト


出来るプロセス、出来る手段を考えよう。
子供の環境、妻のご機嫌もLivingAnywhereできないか?

せっかく環境を変えるなら、みんなで気持ちよく!!!!(=理想)



不機嫌になりやすい妻代表、なるあやが、自分が体験したことを振り返りながら、もう急な引っ越しは二度とごめんだ…(しかし私は転勤族…)と思いながらも、ちょっと真面目にこんな風に考え始めました。出来るのか?出来ないのか?考えるだけで終わるのか?終わらないのか?とりあえず、妻もあらゆる不満や不安の渦からの脱出を。壮大なテーマを目の前に立ち尽くさず、とりあえず一歩前へ。

最初は、「情報ゼロからの幼稚園選び」について話そうと思ってたんですが、避けて通れない我が家のスットンキョンな事件について、急遽、LivingAnywhere的にまとめてみました。次回、第2部を書きます。