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#59 テレどま回想録 グループS

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勝手に好きになって、勝手に嫌いになる

勝手に期待して、勝手に幻滅する

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審査回想note第7回です。
この日は日曜日だったので一番ゆっくりと見れた方も多かったのではないでしょうか?世間ではフェスやイベント関係などへの風当たりがキツくなってきていますが、未来へ灯を絶やさぬためには何よりも情熱や話題を尽きさせないことが必要ですよね!
当たり前のことを語ってみたりして。
そういうのも大事よね。

今回は諸事情ありまして文字数多めです!D氏の予想も一緒にどーぞ!


【Sグループ】
❶ 鹿児島国際大学 よさこい部 創生児
❷ kagura
❸ フライング 8
❹ SMILEひろめたらん会
❺ 早稲田大学書道パフォーマンスサークル漣
❻ 桐蔭学園小学校 鉄~KUROGANE~
❼ 天狗ぅ
❽ 京炎そでふれ!輪舞曲
❾ 岐阜聖徳学園大学 柳
➓ 華★D.M.T.
⓫ 新城 北剱連
⓬ 北里三源色
⓭ 京都よさこい連心粋
⓮ 劇団果実籠
⓯ HKA Dance

<N予想> 
1位:kagura
2位:岐阜聖徳学園大学 柳
3位:天狗ぅ
<D予想> 
1位:kagura
2位:劇団果実籠
3位:岐阜聖徳学園大学 柳
<公式結果> 
1位:kagura
惜敗率進出(1位):京炎そでふれ!輪舞曲
惜敗率進出(3位):天狗ぅ
2位:京都よさこい連心粋
3位:劇団果実籠
4位:華★D.M.T.

このグループはなんと惜敗率進出が2チームもいて、ファイナル進出チームが3チーム、更に3位の劇団果実籠、4位の華★D.M.T.W受賞と、受賞チームが大量発生した驚きのグループ!
惜敗率というシステム上、もちろん起き得ることではありますが、20グル-プ中3チームしか選ばれないワイルドカード枠が、2つもこのグループから出るとは・・・こういうこともあるのが面白さですね☆

今回もD氏、N共に1位抜けのkaguraを的中させてストライク☆
Nは2位相当の天狗ぅをビンゴ!(惜敗率進出は同率2位扱いとさせて貰ってます)D氏は3位予想で劇団果実籠をニアピン!4位の華★D.M.T.は予想できず・・・
結果としてニアピン枠は他のグループの倍あった訳ですが、だからと言って中々当たるものでもないですねぇ、難しい。

<ここまでの結果>
D→ストライク×1、ニアピン×1
(合計:ストライク×4、ビンゴ×2、ニアピン×9)
N→ストライク×1、ビンゴ×1
(合計:ストライク×4、ビンゴ×5、ニアピン×6)

日曜お昼の時間でファイナル前残り2グループ。恐らく予選グループでは一番視聴者が多かった時間帯の一つだったんじゃないか思ってます。

去年の雪辱を晴らすかのような完成度の高い作品でこのグループを1位突破したのはkagura。今回ストーリー系の作品の多かった城や名所などで踊りをつないでいくスタイルの構成でしたが、まぁ衣装・踊り・小道具・大道具と、とにかくド派手☆それでいて一つ一つの踊りや演舞構成も非常にクオリティが高く、しっかりとした練習・準備の積み重ねの結果、作り上げられた重厚な作品だという事がしっかりと伝わってきましたね!文句なしの結果でしょう。

ここから2位枠が多いのですが(笑)まずは京炎そでふれ!輪舞曲。序盤モノクロで表現されていた映像が、演舞が続くにつれて徐々に色を取り戻していく・・・というような構成。ストーリー性もさることながら、京都というロケーションはどこを取っても絵になりますね!未来に光が差してくる様な、希望を感じさせる良作でした。

続いて同じく惜敗率でファイナルに進んだ天狗ぅ。今回色んなチームがそれぞれの地域性を活かしたロケーションで映像を作っていますが、それにしても伊勢神宮というパワースポットは相当強力ですね!格と言うか、否応なしに映像に荘厳さが滲み出てきます・・・それと相対するかの様な、おかげ横丁でパレード的な踊り、可愛らしい看板娘?の演出がメリハリついててとてもGOOD☆

そして正式な?グループ2位に輝いた京都よさこい連心粋。先に登場した京炎そでふれ!輪舞曲と同じ様なロケーションもありましたが、こちらは祇園がメイン。構成としてもストーリーというよりはテーマ性と群舞の映像がメインと言った感じで、隊列構成、大旗、道具、衣装替えといったよさこいらしい演舞が見どころ。同じ京都でもしっかり方向性の違いが出ており、好みの分かれる所ですね。

3位とジュニア金賞をW受賞した劇団果実籠。空撮での北海道そのものを表現した隊列美で最初ガッチリと掴んだところで、途中に挟まれる過去の西八メインの映像、大通公園を見つめる踊り子達、全編を通して熱く、楽しく踊る少年少女達の姿・・・と、これは特に北海道チームの皆様の心に滅茶苦茶ぶっ刺さりの作品だったのではないでしょうか。単なる演舞映像というだけではない、非常に熱いメッセージの伝わる内容でした。

そして4位とテレどまつり楽しんだもん勝ち賞をW受賞したの華★D.M.T.ナゴデレラ?って、正直最初「なんじゃそりゃ?」って思っちゃうんですが、見ていると徐々に「これは・・・ナゴデレラなんだ」と思えてくるから不思議です。それはまさに魔法の様なストーリー・・・ってか意地悪なお姉さん数多くない?(笑)とにかく楽しそうでステキです☆
きっと今後何かにつけシンデレラを見る度に、連鎖的にナゴデレラを思い出してしまいそうですw


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さて、いつもなら受賞チーム以外の作品に触れるコーナー(いつの間にかそういう構成に)なのですが、このSグループについては筆者もとある理由?(笑)で、詳細な採点をしながら見ていたので、ここで筆者個人の採点による順位付けを紹介したいと思います☆

1位:kagura
2位:岐阜聖徳学園大学 柳、華★D.M.T.
3位:早稲田大学書道パフォーマンスサークル漣、京都よさこい連心粋
4位:天狗ぅ、京炎そでふれ!輪舞曲、劇団果実籠

・・・という結果になりました。

実際に点数付けしてみて思ったのは「作品全体を通してどっちが良かったか」という感覚が、必ずしも「点数上の順位」と一致しないということ。
各配点分野で平均的に高得点を取ったチームが上位に来たんだなーという事と、どこか一点でも強烈なインパクトのあったポイントがあるチームも、その他の部分がその好印象に引き上げられて上位に来たのかなーと予測。
逆に思った以上に結果が振るわなかったチームというのは、弱かったポイントが他に比べてかなり低得点を付けられたのではという可能性。

見て良かった、悪かった、という感想が実際に「点数を付ける」という行為に及ぶと、上位陣ってあまり差がつかなくなるんですよね。(自己評価でも実際に同率順位がかなり出ました)そうなると心理的に「どうにか順位差を付けなきゃ」という気持ちになってきます。
とはいえ、各配点の満点以上の点数はつけられない・・・となると、作品の弱かったポイントを低評価するしかなくなるんですね。それが響いた結果なのでは?と推察されます。

あと各チームの基準点となったチーム。これはシステム上かなり不利だと思います。基準チームはどれだけ良い物を作ろうが実点数には反映されず、他のチームの採点に影響を与える事しかできません。
審査員が厳正に評価の相対性を最後の1チームまで貫いてくれれば良いですが、この後登場する約15、6チームが全てそれ以下の評価をしつづけるというのも、心理的に抵抗があるような気がします。あくまで一般の審査員ですし・・・。これは何か一考するべきではないかなーと思います。

ちなみに一人の個人採点でも上位1~4位は全て1点差だったので、実際には8位くらいまでほぼダンゴな順位だったのでは?と思います。

とまぁ、あくまで個人的な推測と所感でしたが、同じことを感じて貰ったり、全く共感できないなど、色んな意見があると思います。あくまで一つの見方として捉えて頂ければ・・・


S中村


上記の通り、このグループに限っては全てじっくり見たので、もしここで言及されていないチームに関しても考察が欲しい!という方がいましたら、コメント・twitter等、何かしらリアクション頂ければお答えします☆もちろん個人の一言で良ければ、ですが・・・

という訳で、いつもとは違うテイストでお送りしたSグループでした!

このグループは多かったですが、作品をUPしているチームさんの動画リンクを貼っておきます。
※リンク違い、削除希望等ありましたらお手数ですがご連絡下さいm(_ _)m

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全然関係ないですがこのグループ、最後に登場したHKA Danceで海外チームが踊るおかみさんソーランで締めれるとは思いもしませんでした。バラエティ豊かな演舞でおなか一杯になった後の最後のお茶漬け的なw

やっぱ定番って絶対要りますよ。うん。

つづく


まだまだ何かをサポートして頂ける様な大層な書き手じゃないのでサポートなんて恐れ多くてとてもとても…>゜))))彡