#231 第26回にっぽんど真ん中祭り 回想録 総合審査パレード編③
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ニーチェ好きなんですよね
あ、詳しくはないですけど
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あっと言う間に折り返しポイントまできました、総合審査パレード回想録第3弾です。
時間帯としては午後2時前から3時過ぎの辺りだったでしょうか?この日MAXの暑さを感じるタイミングでしたね。筆者も桟敷席で観戦していましたが、何を間違ったか東側の席に座ってしまい、日差しをモロに逆光で受ける形になってしまいました( ̄▽ ̄;)もちろん踊っている方々の方が大変だったとは思いますが、観る側もかなりの戦いでしたねこれは…(笑)
日傘などの対策はできたものの、審査員も当然同じ環境でしたので、この暑さに耐えつつグループ内のチームを冷静に審査するのもさぞ大変だったと思います。来年以降はせめて色付きのビニールシートレベルでいいので日除けがあると嬉しいですね。雨が降ったらそれはそれで大変ですが…。降っても晴れても困るお祭り環境とは一体??w
前回の総合審査パレード編②の回想録はこちらの記事をどうぞ。
総合審査は筆者含め8名の方に参加してもらいました!
グループ及び参加チーム名、開催時間などは公益財団法人にっぽんど真ん中祭り文化財団公式HPを参考にしています。
個人的には特に見応えがあったと感じました。
総合審査枠 パレード一次審査 3グループです!
<3グループ>
①関西大学学生チーム“漢舞”
②八雲一座
③心纏い
④金沢大学よさこいサークル彩 -IRODORI-
⑤立教大学よさこい連百合文殊
⑥岐阜大学騒屋
⑦名古屋大学“快踊乱舞”
⑧癸-mizunoto-
⑨名古屋学生チーム『鯱』
⑩だったらあげちゃえよ
⑪時華
⑫GARAN43/35°
⑬天嵩〜Amata~
⑭愛知淑徳大学「鳴踊」
⑮笑舞
⑯信州大学YOSAKOI祭りサークル和っしょい
今回の総合審査グループで誰しもが最も難しいと感じていた3グループ。結果を見れば予想人気ランキングの1・2位だった八雲・天嵩がファイナル進出と総合予想は的中。人気3位につけていた笑舞がどこにも懸からず、12位のだったらあげちゃえよがセミ進出の大躍進と、かなり荒れた結果になったといっても過言じゃないと思います。
<八雲一座>
観る人の嗜好によって賛否が物凄く割れる作品。何でもありがどまつりだがこれはどうなのか…?と受け取り側に思わせた時点で既に『勝ち』だとは思います。そうさせるだけの強烈な表現力は確かなもの。確実にオンリーワンの位置を得ましたね。今後のどまつりの審査基準に一石を投じた気がします。
<天嵩〜Amata~>
作品テーマが地域の発掘と人を繋ぐ、どまつり本流な内容でかつ演舞としてのエンタメ性がスピード感と美しいメロディに乗せて高いレベルでバランスよく構成されていました。歴史書の様な大幕の使い方、生き物の様な傘の動き、アイヌ文様の衣装、全てが「これぞどまつり!」と言える傑作でした。
<愛知淑徳大学「鳴踊」>
移動時の恐竜的な動きがいちいち可愛くて、案の定パレードの方がそのジュラシック感がすごく出てて良かったと思います。客席の近さでもっとパワーを感じるかと思ってましたが、少し暑さでバテてたかな?(笑)カラフルな衣装も世界観とマッチしており、解り易くてインパクトのある良作でした。
<だったらあげちゃえよ>
かつてのZACとどっとのハイブリッドの様ないでたちと構成というか、忍者なのに見た目がめちゃくちゃ派手でかつ可愛く、視覚的にもアイデアが光る演出があって曲もノリノリと、久々に心からヤバイ!おもろい!と感じ取れる作品でした☆間違いなく今年のどまつりダークホースと言える存在。
<名古屋大学“快踊乱舞”>
中盤で登場する花のインパクトはパレード見ても凄まじいですね。過去のどまつり受賞チームの成功方程式を高いレベルで再現しており、初見ならこちらを支持してしまうかな?と思うクオリティ。別のグループなら文句なしでファイナルだったと思います。「らしさとは何か」を考えさせられますね。
<心纏い>
落ち着いた古き良き日本のお祭りの景色を表現する事に長けたチーム。たたんとー!はノリが良いですが少し一本調子で、他のチームに比べやや変化に乏しかったかな?という印象でした。しかし心纏いと言えば、という確立した世界観を持っているチームなので、ファンには喜ばれたと思います。
若干荒れる結果になるかなとは思ってましたが、ここまでになるとは思いませんでしたね。昨今のどまつりのトレンドは、派手さとライブ系パフォーマンスが好評を得る傾向がありますが、それ以上に「チーム固有の強み」を持っていないと結果に繋がらない、そんな印象を受けるグループと結果だったと思います。ファイナル進出チームに関して言えばまさに対照的な方向性でありながらインパクトのあった2チームが選ばれた感があります。
どこか似た様な演出やテイストがあるのは仕方ないにしても「このチームと言えばコレ!」といった固有の必殺技や、唯一無二の特色・カラーを持って無いと印象に残らない=評価に繋がらないのかもしれませんね。
全てが賞に残る為の手段ではなく、それぞれがやりたい・表現したい事の延長線上に、他とは一線を画する表現方法があればそれが一番なのですが。
もちろん一つとして同じチームというモノはありませんが、このグループでは個人的にグッとくるものあった名古屋学生チーム『鯱』や、変わらぬ隊列美を見せてくれた信州大学YOSAKOI祭りサークル和っしょい、やはり今回の参加チームの中でもイチオシのパワフルさを見せてくれた笑舞なども、これからいろんなお祭りで観る人達を沸かせてくれると思っています。
つづく!