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#87 具体化と抽象化

個人と組織の能力を最大化し、
物語を共に創る伴走者、
ナラティブサポートの上村です。


具体化と抽象化

今回は具体を抽象に、抽象を具体にする質問についてお伝えしたいと思います。

「仕事が辛い」という事を言っているメンバーがいたとしましょう。
これだけでは何が辛いのか、なぜ辛いのかが分からないので適切な関り方が出来ません。
ここで、具体化する問いと、抽象化する問いを織り交ぜて頭の中を整理するお手伝いをします。

具体化の質問

まず、課題をしっかりと把握する必要がありますね。その時の質問例としては次のようなアプローチができます。

・具体的には何が辛いの?
・一番、ストレスになっているのは何?
・業務を細分化して考えてみようか?

そういった質問をする事で、物理的に業務量が多くて体力的に限界なのか、自分の苦手や分析作業に時間がかかっており、いつも頭の悩みのタネになっているとか、他部署に苦手な人がいてその人とのコミュニケーションがストレスになっているといった要因がはっきりしてきます。

まずは悩みのタネを把握する事ことで重りを軽くして、そして何をすれば良いかをはっきりさせるという事が第1のステップになります。

抽象化の質問

具体化の問いとかけ合わせたり、モチベーションが前向きに変わった時などに以下のような問いをするのも有効です。

・そもそも今の仕事を始めた理由は?
・どういう状態が理想?

理想の未来を想像したり、過去の自分の当初の想いや志に立ち返ることで「頑張ろう」というモチベーションを湧きあがらせる事が出来ます。もちろん、先に不安の解消やストレスの解消が最低限出来ている状態にならないと、逆にプレッシャーやしんどい感情が湧き上がってくるので順番が重要です。



相手の言っている言葉が削除・一般化・歪曲された情報であれば、こういった具体化と抽象化(そもそも論)の問いをする事でその内容の輪郭がはっきりとしてくるかと思います。是非とも実践してみてください。

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