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#70 ピンチの後にチャンスあり

個人と組織の能力を最大化し、
物語を共に創る伴走者、
ナラティブサポートの上村です。


昨日は、ピンチはチャンスの話をしましたが、五輪を見て、ピンチの後にチャンスありという言葉を目の当たりにしています。

パリ五輪、男子スケートボード決勝を観て

昨日の深夜から今日の早朝にかけて、男子スケートボードの決勝と、男子体操団体の決勝を観ておりました。

結果として、男子は堀米選手が東京五輪に続き二連覇を達成、体操男子も中国との激闘の末に2大会ぶりの金メダルという最高の結果でした。
しかも両方とも最後の最後の大逆転勝利でした。

スケートボードは「ラン」という45秒のパフォーマンスと「トリック」という1つの技を見せるパフォーマンスの得点で勝敗が決まります。最終の得点の決め方は、ランは2回競技を行い、得点の良い1つ、トリックは5回競技を行い得点の良い2つの3つの合計で競います。

ラン2回とトリック1回目を終えて、前回優勝の堀米選手は4位でした。上位2名のアメリカ選手は失敗を一度もせずにベストアクトをしていました。心に余裕が出来て2回目以降のトリックも失敗せずにどんどんとベストスコアを更新していって堀米選手との差は開くばかり、そして4回目まで堀米選手は3回連続で失敗してしまいます。やはり追いかけるプレッシャーもあったのと、逆転のための大技にチャレンジしたからでしょうか。

そして運命の最終滑走。今日の堀米選手のベストスコアは94点台。他の選手も93点~95点がベストスコア。私は何とかここで95点くらいを出して3位に食らいついて欲しいと思っていたくらいでした。

しかし最終滑走で堀米選手は最高の演技をして、何と出てきた得点は97点!!

まさかの大逆転で1位に躍り出ました。

そして、今まで1位と2位にいたアメリカの選手が最終滑走になります。追われる立場から追う立場に。

それこそ彼らにとっては「ピンチ」です。この公式で言うとその後にはチャンスがあるはずでしたが、予想以上の出来事に心身の準備が出来ていなかったのか、追いかける立場がリラックスに繋がらなかったのか、2人とも最終滑走は転倒してしまい、堀米選手が1位になりました。

アメリカ選手2人のその時の心情はどうだったかは私の予想ですが、心の持ち様でピンチも大きなリソースになれば、大きな障壁にもなると感じた出来事でした。

パリ五輪、男子体操決勝を観て

同じように体操決勝も最後の演目まで1位が中国、2位が日本でその差は3点以上。残り3人ずつが演技をするのですが、日本選手は3人ともミスなしで演技をし、中国選手は3人とも小さなミスをするか、1人が大きなミスをするくらいの出来事がないと逆転は不可能な状態でした。そして今まで15演目をして中国選手の大きなミスはほぼなし。可能性としてはかなり低い勝機でしたが、中国の2人目の選手がなんと鉄棒から2度も落ちるミスを犯してしまいます。これも優勝のプレッシャーからくるものなのか信じられない光景でした。

そして日本のラストの橋本選手が無事にミスなく演技をして大逆転勝利で日本が金メダルを獲得することができました。

まとめ

ピンチな状態であっても自分がやる事はベストを尽くすことなのには変わりません。いかにして自分の精神状態を冷静に保てるか、そのためにはかなりの準備をしておくことが大切かと思いますが、見方を変えたり、割り切って行動をすることで良い結果がおとずれることもあるかもしれません。

スポーツにはいつも気付きと行動変容をいただきます。

まだまだ眠れぬ日が続きそうです。

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