見出し画像

大学院で、事業計画の指導を行うということ

講師を務めるSBI大学院のこと。SBI大学院はe-learningをベースに学習、指導し2年で経営学修士を取得できる学校です。つながりはかなり古く、十数年前の創設時期に当時の事務局責任者からマーケティングのサポート(受講生集め)を依頼されたが始まり。

そして以降は年2回の中間・卒業発表の審査員として関わっていた。3年ほど前から講師として常時4名程度の学生さんの事業計画書指導を担っています。

学生さんの2年目は事業開発ネタを計画書に書き上げることが卒論となっていますからその指導役。

もうすでに数十名の指導をしてきたが、お会いする初回の段階でかなり力の差はあります。

ランダムに記載すると、、
 ・アイデアが出せない人
 ・資料作成はうまい人
 ・実践でビジネスを見てきたが自分のwhatがない人
 ・やりたいことはあるがどの手順で計画書にまとめていいかわからない人
 ・X代目で継続ビジネスを率いる立場で、新規事業を練りたい人など
 ・・・・

だからどうということもなく、その方々それぞれのスキルセットで
指導ポイントを変えています。

一番フォーカスするのは、受講されている方がどこで着火するか?です。本当に事業立ち上げならそれらは明確だが、当然意欲はあるので、着火点は明確。

だが、プランを書き上げるだけをゴールにされていたとしても、相当程度のエネルギーはかかります。中間や卒業時にVCや会計士、先生方などプロに突っ込まれるわけなので。

だから、その方がどうしたいか?それを見つけ出す作業をします。
・あの手この手で質問を投げかけます。
・どうしてそう思うに至ったか聞きます、背景は何か?
・アナロジーでアイデアやビジネスモデルの参考提示をしていきます
・そしてだんだんと球筋(計画の方向性のような)を明確にしていくよう寄り添うようしています。

そのうち自身の「源泉」に気が付き、こちらが提示したタスクをどんどんとクリアしていく。自走し始めるその瞬間以降は、それはそれで楽しい瞬間でもあります。


今期指導が終わった2名は大手企業で活躍されている女性でした。
お礼のメールの一部を転記。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
1年間ご指導頂き本当にありがとうございました。
事業計画書とは何ぞやという全くゼロの状態から、こんなことをやってみたいという想いを先生方のご指導のおかげで、(まだまだ未熟ではありますが)何とか形として計画書を作り上げることができました。
ゼミに入ってから1ヶ月が今までの2.3倍のスピードで過ぎていくように感じながら、毎回頂くアドバイスや課題を、次の月までになんとかクリアしていこうともがいておりました。
一つの会社でしか仕事をしたことがない私にとってゼミで一緒に学ばせて頂いた皆さんからもたくさんの刺激と学びを頂くことができました。

独立ないしは社内で新規事業を立ち上げるにせよ、ゼミで学んだことを自分自身で未来を切り拓いていく糧として今後も精進していきたいと思います。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
1年間、ゼミにてご親身なご指導を頂き本当にありがとうございました。

最初はアイディアが浮かばず、何をすればよいのかまとまらずで不安でしたが、
私自身がやりたいことや、やるべきことへと導いてくださったことを心から感謝しています。

ご指導いただいたことを糧にして、これからも精進していきたいと思います。

追伸:実は会社の後輩でもありゼミの先輩でもある●●さんにも色々相談をしていたりしました。
●●ともども、先生のゼミに入って良かった!と話しております。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

学びが起こせたようで、役割を担えてひと安心。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?