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不動産売買物件見学時、基本の三箇条

購入住宅の候補が挙がってきたら、次は現地の見学です。(時々、Google mapsで見学して、現地を肉眼で見ずに物件を購入する不動産投資家もいますが、可能な限り、現地に足を運びましょう。現地の「風」を感じることも大切です。)

現地見学のコツ(基本の3ヶ条)は次のとおりです。

その1)通常の交通機関で行ってみよう。
不動産業者が車で案内してくれることもありますが、後日にでも、必ず電車やバスなど入居後の足となる交通機関で現地に行きましょう。その上で、最寄り駅からの時間や通勤路の環境をチェックしましょう。

その2)平日と休日、晴れの日と雨の日など、いろいろな条件でみてみよう。
こうした現地見学はどうしても休日を利用することが多くなりますが、通勤のラッシュ度、工場騒音など普段の生活環境を見るために平日にも見学しましょう。また、雨の日と晴れの日でも交通状況などが違います。肝心なことは、違う条件の日に2度、3度と足を運び、その都度発見できる細かい事項についてチェックを行うことです。

その3)家族や友人と出向き、それぞれの目でみてみよう。
家族全員、友達何人かで現地に見に行けば一人では目が届かない欠陥や問題点を見つけることができます。また、使う人、遊びに来てくれる人、それぞれの役割に応じてチェックすると効率的に見ることができます。

当日の持ち物
見学時には次の道具を忘れずに。必ず役に立ちます。
 ◎物件の広告:広告と実態が合致しますか。
 ◎地図:もちろん周辺の散策用に。
 ◎カメラ・筆記具:どんどん記録しましょう。
 ◎磁石:物件の道路方位がわかります。
 ◎メジャー・:部屋の広さ、奥行き、道路幅、入口の高さの測定に。
 ◎家具のリスト:新居で使う予定の家具や家電製品が収まるかどうか
 調べましょう。
 ◎懐中電灯:細かな暗い部分のチェック用に

わからないことは、仲介してくれた不動産業者にどんどん質問しましょう。質問は、なるべくメールや書面でやりとりをすることをお勧めします。(後から議事録にして共有することも一案です。)こういった対応は、不動産業界のみならず、一つのビジネス習慣とも言えるでしょう。例え、個人の取引であっても、気を抜いてはいけません。

個人、業者を問わず、トラブルの多くは、売主、買主、仲介間での解釈の違いによって起こります。予想できるトラブルは防ぐべきです。良い物件に出会った時、買主としては、誰かに先を越されないように焦ってしまう気持ちもありますが、可能な限り、齟齬が生じないよう、口頭だけで済ませないことを心がけましょう。

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