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転職して当たり前の時代、あえて転職に飛びつかない

私は今年で社会人2年目ですが、今は「転職するのが当たり前の時代だ」なんて言われています。
確かに昔と比べて職を変えるハードルは下がっているんだろうな〜というのは、若者なりに感じます。

かく言う私も、入社してから半年後くらいには「この会社一筋で死ぬまで勤め続けることは絶対にないだろうな〜」と思っていました。


2年目の今でもその感覚は少なからずあるのですが、それでも「転職して当たり前の時代に、今の会社にずっといるのもいいな」と思った出来事がありました。(ゼクシィみたい…)



先日会社の周年記念パーティーがあり、コロナ前ぶりに社員全員が集まる機会がありました。
私は当日受付を担当したのですが、普段別の拠点で働いていたり、あまりにも年齢が離れていたりする社員は、顔と名前が一致しない場合がほとんどでした。
「本当に自分が勤めている会社の受付をしているのか…」という気持ちにすらなりました。


ただパーティー内で用意されたミニゲームや会社クイズを通して、初対面の人も含めてコミュニケーションを取ったり、みんなで楽しそうに盛り上がっている社員やその家族を見たりしていると、「とてもいい会社だな〜」と心が温まりました。

パーティーを締めくくる専務のあいさつでは思わず涙が出そうなほど感動もしました。
自分でもビックリするくらい、会社への帰属意識やエンゲージメントが高まっているな〜というのを実感しました。(めっちゃ単純)



今時の若い人は「コスパ」だの「タイパ」だの言われていますが、こうやって時間をかけて対面で会って、非効率的なコミュニケーションをとることはやっぱりいいな〜と思いました。
私はお酒も好きなので、いわゆる昭和みたいなノリも好きなのですが、そう言っている時点でもう今時の若い人ではなくなっているのかもしれません。(悲しい…)


会社内の人間関係やコミュニケーションの密度は昔よりも希薄になっているかもしれませんが、今回の私のように、意外と親密なコミュニケーションが好きな若手社員もいると思います。
自分とは異なる世代の人たちとの交流を極度に恐れるのではなく、違いを受容しながらコミュニケーションをとっていくことが重要になりそうです。


冒頭で少し転職をちらつかせるような話もしましたが、別に職場の人間関係が悪いだとか、待遇や労働条件が悪いだとかは一切ありません。
ありがたいことに本当に会社には恵まれていて、特に社員の人柄については、本当に人格が優れた人が多くてとても働きやすいな〜と常々思っています。

強いていうなら、仕事内容にあまりやりがいを感じられず面白くないので、自分のスキルアップのために環境を変えてみたいな〜と考えているくらいです。(いわゆるゆるブラックではあるかもしれません)


ただ今までは、会社の中で転職するた理由ばかり探していました。
転職が当たり前という時代の流れに、どこか焦っていのかもしれません。

逆に、自分から今の会社を好きになろうだとか、会社のために働こうだとか、そういった考えはほとんど持っていませんでした。
今回のパーティーに参加して、「今まで先人が必死に成長させてきた会社を、自分も守っていきたいな」と初めて思うようになりました。


転職はあくまで手段でしかないので、転職することそのものが目的になり、それに飛びつくというのはあまり賢い選択肢ではありません。
自分が将来どうなりたいのか、どのような人生を歩んでいきたいのか、そういった本質を忘れずに、そこから逆算して自分のキャリアを選択していきたいです。


今の会社の上の世代の人たちは本当に大変だと思います。
会社の歴史も何も知らないで自分のことばかり考えている若手社員、厳しく指導したらハラスメントだとすぐに訴えられる環境、転職が当たり前だとう社会。

ただそれらを恐れてコミュニケーションを避けるのではなく、もう少し深いところまで踏み込んでみる、
逆に若い世代は今所属している会社にもう少し目線を向けてみる。

お互いの世代が歩み寄って、初めていい組織ができるのではないかと思いました🍀

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