見出し画像

質問と疑問は違う(モヤっと感か、解決策か)

質問するためには「これは???だろう?」とモヤモヤ感じていることを、具体的に言葉にして問いかけなければいけません。
「質問」と「疑問」は似ていますが、意味や使い方には微妙な違いがあります。

質問(しつもん)

  • 意味: 質問とは、他人に対して何かを尋ねる行為やその内容を指します。具体的な情報、意見、説明などを求めるために使い、解決に導いていきます。

  • 使用例: 「先生に質問があります。」「その問題について質問してもいいですか?」

疑問(ぎもん)

  • 意味: 疑問とは、物事についての不確かさや納得できないこと、または理解できないことを指します。世間に対するあいまいな違和感や引っかかりから、自分の中で生じる「なぜ?」や「どうして?」といった内的な考えや感情です。

  • 使用例: 「彼の説明には疑問が残る。」「その結果に疑問を持っています。」

違いのポイントをまとめてみると。。。

  1. 目的:

    • 質問は、他人から答えを得るため、もしくは相手に答えを考えてもらうために行う行動です。

    • 疑問は、自分の中にある理解できない点や納得できないことを指します。

  2. 対話の有無:

    • 質問は、対話が前提となるため、他人に向けて行います。

    • 疑問は、必ずしも他人に向けて発するものではなく、自分の内面的な問題意識や考えを指します。

  3. :

    • 質問: 「今何時ですか?」(他人に尋ねる)

    • 疑問: 「どうしてこのような結果になったのだろう?」(自分の中の考え)

質問と疑問の主な違いは、質問は、相手からの質問=問いかけに対して、自分の考えや意見・具体的な情報や説明を行う行為であるのに対し、疑問は自分の中にある理解や納得できない点を考える行為になります。

実は、あいまいな違和感からくる疑問は、質問=問いかけに変わることができます。
そのためには、自分の感情を冷静に観察し「今、自分の状態はこうだ」「自分はこんな感情をもっている」と気づく力が必要になります。

なんとなくモヤモヤしたり、イライラしたりしても「自分はこんな感情でいるんだな」と、しっかり把握ができれば、この状態を変えようという気持ちにつながっていきます。

いい質問=問いかけは、自分の感情を具体的に認知していないとできません。
感情の理解と把握、言葉にする力が、いい質問を生むことになります。

【今日の問いかけ】
最近イラッとしたことは何ですか?それはなぜイラッとしたんでしょう?

まずは騙されたと思って、質問に答えて書き出してみてください。
1つひとつの質問に丁寧に向き合うと、新たな気付きと行動が生まれてきます。

【質問力=問いかけワークショップのご案内】
解決力をアップする問う力・聞く力

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?