失敗は成功のもと∽プラムの赤ワインコンポートゼリー
ずっと作ろう作ろうと思っていて、どっさりの砂糖も赤ワインも準備しているというのにプラムの旬の季節がおわろうとしていることに気づいて焦って、授業と授業のあいだの空き時間の二時間くらいでささっと作ってしまおう!と思い立っていざ作ってみたら、みごとに失敗し、それをおいしくいただくまでの話。
最近、なんやかんやいそがしい。
まず、大学の授業が週に27時間ある。いろんな事情があって()、大学最終学年にして18コマをとっている。世界大戦をいろんな角度から見直す歴史の授業を英語でとっていたり、ジョン・ロールズの「正義論」を読み解くゼミ、東洋思想概論、人権とメディア、そして宗教哲学のゼミなどなど好きのもりあわせのような授業に最終学年になってやっと向き合えていて、課題の大男がつねに隣に立っているような日々でつらいけど、さらにすべての授業がオンラインでバーチャル感は否めないけれど、とにかく楽しい。楽しいって思えてよかった。
さらに、最近はだんだんと本腰を入れて「食」の活動をはじめている。そう、コンポタスタンドとかもそのうちのひとつで、日々がどんどん豊かになっていく実感がある。農家の娘にうまれそだったことがここにしっかり繋がっている気がしていてうれしい。(この話はまた今度ゆっくり書きたい)
さらにさらに、大学5年間の総仕上げのような出会いにも恵まれていて、欲張りなのでどんどんと手を出し足を伸ばしてしまっている。とくに先日、大学の5年間毎年おせわになった長野は軽井沢にある宿舎の寮母さん(私の一番あこがれの存在。肝っ玉母ちゃんであり、どこまでも愛の深い、職人肌のかっこいい仕事人。)に、最近ずっとお世話になっている大好きな愛さんといっしょに会いに行ったりもした。大好きな人と大好きな人が話しているその場にいられたことが嬉しくって嬉しくて、泣いてしまった。手や足だけでなく、鼻の下まで伸ばしてしまっている。幸せだ。
いざ、プラムの赤ワインコンポート。
さて、プラムの赤ワインコンポートの話。
オンラインの授業と授業のあいだの空き時間の二時間くらいでささっと作ってしまおう!と思い立って、近所の八百屋にプラムを買いに行ってさっそくスタート。
ご立派なプラム。
皮をあらった6つのプラムを適当なおおきさに切り分けて
赤ワイン・水・砂糖とあわせて鍋いれて弱火でぐつぐつ。
シナモンやレモンをいれても美味しそうだったけど今回はシンプルに。
そしてここで火にかけすぎました。なんでかぼおっとしてしまい。
10分経って鍋をあけてみたら・・・
そう、そこには立派な「プラムの赤ワインジャム」がありました。
ああやってしまった。
どろどろになっている。(5分くらいで十分らしいよ)
まあしかしうまくいかないことはよくあるもので、これはゼリーにしよう。よし。ジャムをゼリーにしておやつに食べよう!と言い聞かせて深呼吸。
ひとまず粗熱をとって冷蔵庫で丸一日冷やしました。
翌日。
ふたたび弱火にかけて、ちょっとあたたまったらゼラチンをサラサラ入れて、ぐるぐる混ぜて。もうここまできたらおいしくなってもらわないと!と思い、わざわざ新しいカップを買いに行きました笑。
冷やして冷やして、やっとこさ完成!
はあ〜〜〜〜、沁み渡る味。うまみ。
とても美味しかったです。
思いがけず手間暇かかっているからなあ。オンライン授業で家にこもる日々のちょっとしたおやつに大活躍、おなかも大満足のプラムの赤ワインコンポートゼリーになりました。
もうそろそろスーパーに並ばなくなりそうなプラム。
運良くゲットしたらぜひつくってくださいね、ぜひ弱火で、ぜひ5分くらいで鍋を確認して。
溶かしてしまってもゼリーにできますからお気軽に。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?