打楽器講師デビュー者のアウトプットvol.3
感染予防の上、少人数レッスンを実施しました。
生徒さん2人で対面のカホンレッスンを実施しました。初めてのお教室でしたが、リピート受講を決めてくださりありがたかったです。コロナ時代だからこそなのか、感謝の気持ちがじんわりと滲みます。
さて今回は、レッスンを通して打楽器講師デビュー者が感じた”音楽レッスンで求められるもの”について記事にします。
レッスンの様子
カホンって知ってますか?
簡単に紹介すると、木箱を叩く楽器です。昔、アフリカ人が奴隷船の中の木箱を叩いて楽器にしたのが起源だと言われています。
どんな楽器か、詳しくは良ければ以前の記事をご覧ください。
カホンを触ったことのない生徒さん2人に、カホンの面白さを知ってもらいたいと気持ちから、初回のレッスンに臨みました。
初めてみると「箱を叩く」この単純な動作が、曲に合わせてみると意外とむずかしく感じます。大人3人が休日に昼間に、真剣に箱を叩く。ちょっとした非日常感が生徒さんには楽しそうな様子でした。
なぜカホンレッスンを体験してくれたのか
今回、触ったこともない楽器を体験したいという生徒さんに、音楽についてどんな気持ちを持っているのか聞いてみました。
生徒さんA
「ピアノやマリンバを体験した経験から、”楽器演奏”に興味があったんです。」
生徒さんB
「ギターや歌をする機会があって、カホンができたら楽しみが広がると思って。」
なるほど。
経験がある楽器ならば、”上手くなりたい”とか”発表したい”などと思うかもしれません。未経験の方はシンプルに”楽しみたい”が大きいんですよね。
私は、レッスンの最もシンプルな意味を見失いそうになっていました。そもそも音楽をするのは、楽しむためです。
極論を言えば、レッスンには”楽しい”の方が”上達”よりも大切です。
音楽レッスンで求められるもの
いかに分かりやすく、いかに容易に技術を身に付けてもらうか
これにレッスンの準備を費やしていました。間違いではないかもしれません。
ただ、レッスン料を払う本当の気持ちは、”楽しい体験がしたい”なのかもしれません。だとすれば、講師の役割は技術の伝達だけでは足りないと感じました。
いかに楽しく、いかに容易に面白味を体験してもらうか
ノリの良い音楽を聞いて手拍子を打つ。
お洒落な音楽を聞いて指を鳴らす。
本能的とも言える、そんな自然に楽しめるのが打楽器の魅力です。今後のレッスンでは、生徒さんと一緒に楽しめるレッスンを考えていきたいと思います。
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